ユカタン半島の郷土料理、フラワースープ、サボテン料理
■Cochinita Pibil コチニータ ピビルコチニータ ピビル。アチョテという赤い実をすりつぶして肉に色をつけるユカタン地方ならではの料理 |
伝統的な調理法は、焼いた石の上に竜舌蘭の葉を敷き、土をかけて蒸すそうだが、いまではオーブンで焼き上げるところが多いという。
ユカタン料理は、アチョテで肉に着色したり土の中で蒸し焼きにするなど、特有の調理法を用いている。メキシコ湾とカリブ海に挟まれ、石灰岩質の土壌、マヤ文明が栄えたことなどから、メキシコでも指折りの確立した食文化を形成している、とても興味深い地域だ。
写真の料理はコチラ↓のレストランのもの
メキシコ・シティ「Los Almendros ロス アルメンドロス」
Campos Eliseos 164
TEL: 5531-6646 月~土7:30~23:00 日8:00~21:30
メキシコ・シティでユカタン料理を食べるのならココ。値段は高めだけれど、サービスがしっかりしているのと、郷土料理が食べられるという+αもあり、満足度は高い。マリアッチの演奏も楽しめる。
■Sopa de Flon de Curabaza カボチャの花のスープ
カボチャの花がたくさんはいったスープ。メキシコのカボチャの花は日本のものに比べて細長くて繊細。 |
■Ensalada de Nopalitos サボテンサラダ
ウチワサボテンのサラダ。食物繊維やカルシウムが豊富でノンカロリー。みずみずしい食感はクセになる |
メキシコといえばサボテンのイメージが強いのではないだろうか。メキシコでは至るところに生えている。食物繊維、ビタミン、カルシウムなどを豊富に含むので、貴重な栄養源として昔から食べられてきた。中でももっとも有名なのが、ウチワサボテン。サラダの他にも、ステーキやお菓子、果実は果物として売られている。
* ひと口メモ *
フレッシュのウチワサボテンは、みずみずしくて食感がよいうえにノンカロリー!残念ながら、日本のメキシカンレストランでは缶詰を使用。
■Arrachera アラチェラ
アラチェラという牛の横隔膜(ハラミ)のステーキ。薄く開いて焼き上げるところがメキシコならではの調理法 |
写真の料理はコチラ↓のレストランのもの
サンミゲル・デ・アジェンデ「 Rincon de Don Tomas 」
ソカロ(プリンシパル広場)の東側に面した角に位置する。8:00~22:00
狭い店ながら、いつも客で溢れている庶民的な店。一般的なメキシコ料理がだいたい揃っていて、気軽に食事をするにはよい。
■Legua de Res con Pimentos Dulceタンの煮込み
牛タンとひよこ豆の煮込み。レタスや玉ねぎ、唐辛子などをお好みで加えて食べる |
臓もつ料理は他にも「Sopa de Menudo(ソパ デ メヌード)」という牛の胃袋(ハチノス)のスープもある。
写真の料理はコチラ↓のレストランのもの
ブーゲンビリアの店内。緑いっぱいの開放的な雰囲気はまるで中庭のよう |
Hidalgo 42 TEL:415-152-0127 12:00~23:00
木々が茂り、テーブルやイス、装飾品などがセンスよく並べられた店内はまるで中庭のよう。伝統的なメキシコ料理がいただけ、何を食べても納得する味(少し高いけれど)。いつも混んでいるので予約必須。
これはほんの一部だけれど、日本のメキシカンレストランではほとんど見かけないような料理をピックアップしてみた。
次は、メキシコ料理のつけ合せ、添えもののご紹介!
<世界の食紀行>~メキシコ編~ vol.1最近のメキシコ・シティ
<世界の食紀行>~メキシコ編~ vol.2サンミゲル・デ・アジェンデ
<世界の食紀行>~メキシコ編~ vol.4メキシコの庶民の味【1】
<世界の食紀行>~メキシコ編~ vol.4メキシコの庶民の味【2】
<世界の食紀行>~ ネパール編 ~
<世界の食紀行>~ ベトナム編 ~
<世界の食紀行>~ トルコ編 ~