できたて命! バランスの取れたメンチパン
そして、その肉汁の甘さときたらもう…。ものすごくまろやかな甘み。肉自体の甘みはもちろんなのですが、肉と玉葱が一体化するくらいしっかりと捏ねてあるので、舌に伝わってくるのも両者が渾然となった甘みなのです。
見事な味の相乗効果が生み出されています。溢れる肉汁は、口の中でパンが適度に吸収します。つまり、肉汁はパンとメンチの繋ぎ役。全体を1つにまとめてくれると同時に、肉の甘みはパンの甘みとも密接に結びつき、味の深みをさらに増大させるわけです。よって、味わい的にはものすごく濃い。
しかし、ソースの酸味が味をキュッと引き締め、千切りキャベツが肉汁を適度に洗い流してくれているので、バランス的には申し分ありません。これはとにかくできたてが命!