最先端をいく和菓子!
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導明寺とこし餡を合わせた「栗餅」(242円)。秋限定です。 |
目黒区青葉台の目黒川沿いにある、オシャレでモダンな和菓子店。店内に入ると、そこには吹き抜けを贅沢に使った静謐かつスタイリッシュな空間が。一瞬、そこが和菓子店であることを忘れてしまうかのようです。
※HIGASHIYA(目黒区青葉台)は2009年閉店
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ういろう&とら豆でできた「琥珀」(263円)。こちらも秋のお菓子です。 |
和菓子は、漆器の上で宝石の如くその存在を主張していて、店の内装とも見事に調和。そう、そこはまるでアートギャラリー。お菓子を詰めるパッケージも、シャープで実にセンスがいいですね。
「HIGASHIYA」オリジナルの「ひと口果子」!
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店内では、このようにして供されます。 |
「豆大福」(189円)や「本蕨」(315円)など、日常的なお菓子もありますが、一番のおすすめは、餡をベースに様々な果実や木の実を組み合わせた彩り豊かな「ひと口果子」(1個210円 6個入り1,523円 全12個入り3,676円)。
定番は全部で12種類あって、黒糖焼酎を使用した小桃のコンポートをヴァニラビーンズ入りの白餡で包んだ「薄香」(うすこう)がボクの一番のお気に入りです。
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一番のお気に入りの「薄香」(210円)。 |
まずはその香り、甘みのバランスにくらっ。やさしい風味の白餡と、穏やかなまるみを持つヴァニラは、「和」と「洋」、そのジャンルは違えど、どちらも「やさしさ」という共通項を備えています。これらが渾然となった時に醸し出される味わいはまことに素晴らしいもので、じんわりじんわりと心に響きます。
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高貴な黒糖焼酎の香りがたまりません! |
そしてこのやさしさをより強調してくれているのが、コクとまろみのある香り豊かな黒糖焼酎。野性味溢れる味わいと、黒糖独特の甘み&後味が、小桃のエキスとともに味雷をやさしく刺激し、そこから放たれる芳醇な香気に、食べ手の鼻がうごめかされるのです。スーッと消えゆく上品な甘みと、果てしなく続く高貴な余韻。その奥の深さは傑出したボンボンショコラにも全くひけをとりません。心から素晴らしいと思える一品ですね。
季節限定品!
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季節限定品の「?」(210円)。ニッキ風味の栗の渋皮煮です。 |
もちろん1個からでも購入はできますが、彩りがとてもきれいなので贈り物にも最適。よって6個入りを購入することをおすすめします。しかし、種類がたくさんある上、季節限定の商品も時々登場しますので、ここで「薄香」とともに詰め合わせたい残りの5品をご紹介しましょう。
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くるすセレクション(ひと口果子)について。