詰め合わせを買うならこれ!

濃紫
紫芋を使った「濃紫」(210円)。
「濃紫」(こいむらさき)…コクのある紫芋餡に歯触りのよいカシューナッツを合わせ、表面を極薄の皮で覆った一品です。まず、口に含んだ瞬間にぷわ~っと香りが弾けます。それは紫芋の香りでもあり、コリッと軽快な音をたてるカシューナッツの香りでもあり。紫芋餡がとても豊かな味わいなので(たまごのやさしい風味も)、カシューナッツの軽さがたまらなく合います。最初のうちはストレートに主張し合っていた両者の風味も、時間の経過とともに1つになり、「香ばしい紫芋」となってそのテイストを脳裏に焼きつけてくれます。「薄香」の高貴な余韻とは違い、温かみのある素朴な余韻を残してくれます。


牡丹鼠
こし餡自体もとてもおいしい「牡丹鼠」(210円)。
「牡丹鼠」(ぼたんねず)…コリコリッとしたマカダミアンナッツを、さらりと口溶けの良いこし餡で包み込み、表面を極薄の皮で覆った一品です。


牡丹鼠
食感もクセになりますね。
マカダミアンナッツの程よい香ばしさによって、こし餡のテイストがより奥深いものになっています。


柑子
色鮮やかな「柑子」(210円)。
「柑子」(こうじ)…コクのあるクリームチーズを、風味抜群のかぼちゃ餡で包み込み、表面を極薄の皮で覆った一品です。クリームチーズの酸味によって、かぼちゃの持つ甘みがグッと引き立てられています。クリームチーズ自身も豊かな風味を放っていますね。


紫根
茶巾で絞った「紫根」(210円)。
「紫根」(しこん)…栗の甘露煮(カットしたもの)を紫芋餡で茶巾に絞り、きんとん風に仕上げた一品です。


紫根
芋と栗の相性は文句なしですね。
栗はこの上なくしっとりやわらかで、抵抗感なく崩れていきます。特筆すべきは紫芋の主張の強さ。このやさしくて芯のある甘みと香りは、食べ終えた後もしばらく消えていきません。


棗バター
最も珍しい「棗バター」(210円)。
「棗バター」(なつめバター)…自然な甘みの干し棗に、コクのある発酵バターと香ばしいくるみを挟んで、寒天でコーティングした一品です。


棗バター
ご主人一番の自信作だそうです。
ネチッ&コリッとした食感とともに感じる、芳醇かつ透明感あるバターの香りがたまりません! 過去に出逢ったことのない味わいなので、意識しなくても記憶に残ります。


ひと口果子
「ひと口果子」(6個入り1,523円)。手前から順に「棗バター」、「紫根」、「柑子」、「濃紫」、「薄香」、「牡丹鼠」。
「薄香」を含めた以上の6品がボクのイチオシです。迷った際にはぜひこの詰め合わせを。いずれにせよ、この「ひと口果子」シリーズは、「味」、「ヴィジュアル」、「独創性」、3拍子揃った傑作品だと言えるでしょう。


プディングのような玉子焼き!

玉子焼き
たまごの風味を最大限に活かした「玉子焼き」(2,100円)。
他にも、特別な配合で焼き上げた「玉子焼き」(2,100円)は必食ですよ。固めのプディングのような一品で、ぷりんとしたやさしい食感が魅力。たまごの風味をこの上なく活かした仕上がりで、万人に愛される一品だと思います。


桜餅、黒米餅
左が導明寺でこし餡を包んだ「桜餅」(242円)。右が餅の旨みが際立つ「黒米餅」(242円)。どちらも2月下旬に訪れた時のお菓子です。
喫茶が夜中の2時まで営業しているのもうれしい限りですね。


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