ラングスティーヌのパートブリック | 香味際立つ蛤料理。 |
もう一品の「パートブリック」は、「ラングスティーヌ」と「ホタテ」のW仕立てのスリ身をパートブリックで巻いたもので、これをアメリケーヌソースでいただきます。これはシェフが修行されていたギィ・ルゲ時代の「レスパドン(リッツ・パリ)」で出されていた料理とほぼ同じものとのこと。
アメリケーヌソースも煮詰めすぎない絶妙のタイミングで作られていて、このソースが実に円やかな甘味(旨味)! パートブリックもラングスティーヌの旨味と食感が活かされ、甲殻類同士が描く最高のマリアージュとなっていました。エクセラン!
・本日のポタージュ
2種類、それぞれの味比べが楽しい。 |
どちらのポタージュも、生クリーム等は極力使わずに、野菜の風味を際立たせた仕上がりで、滑らかな舌触りが記憶に残る味わいでした。
それにしても、先程の前菜もそうですが、一皿の上で二種類の味が楽しめるのは、「ちょっとずつを沢山食べたい」という食いしん坊な女性達には特に喜ばれるスタイルですよね。こういう食べる側の喜ぶポイントに、ちゃんと応えてくださるシェフの「客」へのサービス精神には、まっこと感服です。
次ページでは、メイン料理を御紹介します