第18回 お金なんかはちょっとでいい
僕は2007年にうつで働けなくなった数ヶ月間と去年の後半~今年の3月頃までが極貧状態で…正直、ちょっとだけ家計をダンナに頼っていました。その代わり、家事をやったり、できるだけ「良き妻」であろうと努めていましたが、ずっと心の中で負い目を感じていた部分もありました。
ところが、今年の4月から新しい会社に転職し(「拾う神あり」です)、一気に問題が解決し、おかげで念願の神戸パレードにも行くことができ、精神的にもとても楽になりました。余裕って大事だなあ…と思います。(ハードワークになりすぎるとまた病んだりして。バランスが大事です)
お金がないと生きていけないけど、お金は人生の目的ではありません。僕らはちょうど子どものいない夫婦みたいなものですが、結婚はできないので、税制上とかのソンはあるんでしょうけど(海外では「GAY TAX」と言われます)、とりあえず食っていければいいや(そして彼氏や友達と楽しくやっていければ)という気持ちです。
「お金なんかはちょっとでいいのだ」とタミオくんも歌っていましたが、たいした贅沢ができなくても、健康で、ときどき笑いがあって、ずっといっしょに生きてくれる人がいてくれたら、それでいいと思います。
僕が作った晩ご飯をダンナが食べてる(わりと無言ですが、2日に1回くらいは「うまい」と言ってくれます)のを眺めてたり、テレビを観ながら笑ったり、いっしょに寝たり、そういう日々のなにげない時に幸せだなあって感じます。
でも、いつか(僕らが生きてる間に)ちゃんとダンナと結婚できる日が来たらいいなあ…って。それは贅沢な夢でしょうか?