王室御用達、本場ベルギーのチョコレート

ベルギー王室御用達ブランド、ガレー

ベルギー王室御用達ブランド、ガレー

ここからは世界各国のチョコレートブランドを紹介していきましょう。まずは日本でもおなじみのブランドを数多く輩出しているチョコレート大国、ベルギーから。

数あるブランドのなかでも一目置かれる存在なのが、いわゆる「ベルギー王室御用達」。これはアソシエーション・オブ・ザ・ベルジアン・ロイヤル・ワラント・ホルダーズ(Association of the Belgian Royal Warrant Holders)という組織が厳密な審査に基づいて決定しているもので、有効期限は5年。新しいメーカーの審査もあり、毎年11月に更新リストが発表されます。

ジャンルはチョコレートのみならず、ホテルやアパレルメーカーなど多岐にわたり、現在チョコレート部門で選ばれているのは、プラリネを発明したノイハウス(neuhaus)、チョコレートケーキにも定評のあるヴィタメール(Wittamer)、高級チョコレートのリーディングブランドであるゴディバ(Godiva)、1976年創業のガレー(Galler)、天然材料にこだわるメリー(Mary  ※催事などで日本に出品する際はマダム・ドリュックというブランド名を使用)の5ショコラティエです。このうち残念ながらメリーだけは日本に支店がありません。一部の商品をのぞいて日本からのオンライン注文も可能ですが、できればブリュッセルのお店に足を運んでそのフレッシュな味わいを堪能したいものです。

このほかにも、ベルギーのインターネット人気投票で3年連続1位に輝いたレオニダス(Leonidas)やクーベルチュールも手掛けるピエールマルコリーニ(Pierre Marcolini)など日本で人気のブランドもいろいろ。未上陸ながら注目したいのは、プラネットショコラ(Planete Chocolat)。ベルギーの店舗ではチョコレート造りの工程を見学することができます。

 

M.O.F.が手がける逸品、フランスのチョコレート 

箱の色使いもキュートなピエール・エルメのショコラ

箱の色使いもキュートなピエール・エルメのショコラ

フランス語のショコラという言葉がこれほど一般的になったことからもわかるように、フランスのチョコレートも日本に広く浸透しています。フランスのショコラブランドについて語るとき、よく登場するのがM.O.F.という言葉。これはMeilleur Ouvrier de France の略で意味は「フランス最優秀職人賞」。建築や手工芸などさまざまな分野の優秀な職人に贈られる称号で、食の分野ではパティシエやショコラティエのほかにソムリエやパン職人なども対象。認定は20世紀初頭から始まり、現在ではフランスのみならず世界的にも大変権威のある称号として広く知られるようになりました。

 

親日家としても知られるジャン=ポール・エヴァンのショコラ

親日家としても知られるジャン=ポール・エヴァンのショコラ

そんな背景もあってか、フランスのショコラブランドにはショコラティエやパティシエの名をそのままブランド名として掲げるところも少なくありません。具体的には、アート作品のようなショコラを紡ぎ出すパトリック・ロジェ(Patrick Roger)、カカオに絶対的なこだわりを持ち、みずから産地にも足を運ぶジャン=ポール・エヴァン(Jean-Paul Hévin)、弱冠26歳でM.O.F.を獲得したファブリス・ジロット(Fabrice Gillotte)、どこかポップなテイストも魅力のパスカル・カフェ(Pascal Caffet)など。

もちろんこのほかにもスイーツ界のピカソと謳われるピエール・エルメ(Pierre Hermé)、マカロンも有名なラデュレ(LADURÉE)やショコラブランドの生みの親ともいえるラ・メゾン・デュ・ショコラ(La Maison du Chocolat)など数えきれないほどの名店がそろっています。また、美食の街として知られるリヨンだけで営業を続けるベルナシオン(Bernachon)やナントに店を構えるヴァンサン・ゲルレ(Vincent Guerlais)のような地方の名店も見逃せません。