国際結婚/国際結婚アーカイブ

挙式ウラ話 「花嫁の手紙」は白紙だった!?(4ページ目)

前回はスコットさんと直美さんの結婚式をガイドがリポートさせていただきましたが、当事者から見た舞台裏はどんなだったのでしょうか? うかがってみたら、驚きのエピソードがいっぱいでした!!

執筆者:シャウウェッカー 光代

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「ようこそ、うちの家族へ!」

遠くからだったので、不鮮明な写真ですいません。直美さんの心に残る花束贈呈のシーン。よく見ると、スコットさんは直美さんのお母さんとハグを……
神前式の結婚式と典型的な日本スタイルの披露宴を、スコットさんのご家族はたいへん喜んでくださったそうです。バイリンガルでと計画したものの、時間の都合等ですべてを訳し切れたわけではありませんでした。

それでも、お義父さんは「日本語でもちゃんと伝わってきた」と言ってくれたそうです。意味は分からないけど、その人が言いたいことはよく分かった、と……

お義母さんは、花束を渡す時、涙をいっぱい溜めた瞳でまっすぐに直美さんの目を見つめてくれました。そしてこうおっしゃったそうです。
“Welcome to our family!!(ようこそ、うちの家族へ!)”

これは嬉しい言葉ですよねえ……。直美さんはこの時のお母さんの透き通ったキラキラする目を「一生忘れない」とおっしゃっています。

“ハグ文化”はすごい!!

スコットさんと結婚し、そのご家族と接するようになって、直美さんがいいなと思ったのは、ハグをする習慣。欧米では家族や友人に会った時、また別れる時にハグをしますが、あのスキンシップの感覚って、たしかにいいんですよね。相手のぬくもりが伝わるというか……。

そういう習慣・文化をもつお相手との国際結婚だったから、そのご家族とすぐに深く親密になれたような気がしたそうです。そして「ハグ文化はすごい!」と思ったのですって。

この習慣、もうすっかり身について、ご家族が帰国の日、ただ1人アパートに泊まっていた義弟のブライアンさん(ご両親は近くのホテルに宿泊)が、まだ薄暗い早朝に出発する時、直美さんはムギュ~とハグして見送ったそうです。

すべてがいい方向に

時間がなかったので太鼓の衣装で行なったケーキカット、自分の言葉で伝えたかったから原稿を書かなかった手紙……。直美さんは、この結婚式ではすべてがいい方向に行ったとおっしゃっていましたが、それは彼女がそうなるように気の持ち様を変えていったからだと思います。

特に衣装スタッフさんの件は、ガイドの私も学ばせていただきました。対人関係とは鏡のようなもの。自分の接し方一つで、相手の言葉や態度も変わってくるのです。分かってはいるのですが、実際は難しい。でも、直美さんは、あの忙しい最中、自分が顧客なのだから気を遣わなくてもいいのに、「みなさんにも自分たちの結婚式を楽しんでほしいから」と、式場側のスタッフさんにも心を配ってこられた……。感服いたしました。

「すべてがいい方向に」
……それは、偶然やラッキーではなく、直美さんご自身が引き寄せたものだったと思います。

*    *    *    *    *

その後、スコットさんのご家族はしばらく滞在し、ご自分たちの日本のルーツをたどる旅に出発しました。その様子は次回で。


【関連サイト】
All About [結婚式の準備・段取り]
All About [結婚式]

【関連ガイド記事】
今までの体験談シリーズ:
<私たちの国際結婚シリーズ Vol.1>「インド人の夫の誠実さに感動」
<私たちの国際結婚シリーズ Vol.2>「大雑把さと素直さが彼女の魅力」
<私たちの国際結婚シリーズ Vol.3>「ワーホリと大雪がご縁を呼んだ?」
<私たちの国際結婚シリーズ Vol.4>「親戚の猛反対を乗り越えて」
<私たちの国際結婚シリーズ Vol.5>「不思議と気が合った韓国出身の彼」
<私たちの国際結婚シリーズ Vol.6>「ベトナムを描き続け居場所見つけた国際結婚」

 

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