国際結婚/国際結婚アーカイブ

挙式ウラ話 「花嫁の手紙」は白紙だった!?(2ページ目)

前回はスコットさんと直美さんの結婚式をガイドがリポートさせていただきましたが、当事者から見た舞台裏はどんなだったのでしょうか? うかがってみたら、驚きのエピソードがいっぱいでした!!

執筆者:シャウウェッカー 光代

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太鼓の衣装でのケーキカットは直前に決まった!?

この演出、練りに練ったものかと思いきや……
お2人ならでは個性的なシーンは、何と言っても太鼓の衣装でのケーキカットでしょう。いつ頃から計画したのか、うかがってみると……

なんと式の前日に決まったのだそう! もともとは普通の結婚式のようにウェディングドレスでする予定だったのですって。

それが、お色直しをしてからだと、順序が後ろのほうになり時間がなくなってしまう可能性があると分かり、だったら前にもってきて、太鼓演奏のすぐ後、「衣装のままでケーキカットしたら?」ということになりました。「そのほうが楽しくないですか?」とはお2人の発想です♪

たしかに直美さん、思いっきり大きなかたまりを食べさせてますよね(笑)
もう1つの理由は「ドレスだと、ケーキを食べさせ合う時、汚しちゃいけないと、思いっきりできないかもしれないと思ったから」だそうです。なるほど~。たしかに太鼓の衣装なら、クリームがついてもすぐ洗えますものね。

さらに、太鼓の衣装のメリットがもう1つ。
「お色直しに走って行ける!」
参りました~。これも納得。身軽にできている衣装ですから、さぞ走りやすいでしょう。

実際、お色直しにはダッシュで行き、自分たちで猛スピードで着替えたそうです。あまりに早かったので、衣装さんたちに大ウケ。「たいへんおもしろかったです」と、後でお手紙をいただいたとか。そんなに親しくなっていたのには、実はこんな秘密がありました……。

裏方さんも含め「みんなで楽しみたい!」

結婚式の準備が始まった頃は、衣装担当の方たちとは、まだそれほど心が通い合ってはいませんでした。それどころか、「機械的になっているのでは……」と感じたこともあったそうです。

それを変えたい、何とかしたいと思った直美さんは考えました。「毎日毎日結婚式があるのだから、気持ちがちょっとマンネリ化しているのかもしれない」
そして、自分たちも楽しもうと決めていた結婚式を、ホテルやスタッフの人も含め「みんなで楽しみたい」と思い、感謝の気持ちで接することと、自分たち2人に親しみをもってもらうことを目指して行動しました。

例えばリハーサルの時などに、「実は今日、彼とケンカしちゃって……」など、日常のことを正直に話したりすることで、距離を縮めていくようにしたのです。すると、会うたびに相手がどんどんほどけていくことが分かりました。結果、結婚式が近づくに連れて親しさが増し、自分たちの結婚式を同じように楽しんでもらうことができたのです。

そういう雰囲気って、微妙に列席者にも伝わるもの。会場全体があたたかいムードだったのは、こういった見えないところでの心配りがあったからなのですね。


次ページでは、衝撃の事実が!?


 

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