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パートナーの家族との付き合い方 Prologue(2ページ目)

結婚すると、パートナーの家族との付き合い方という問題が、急に現実味をおびてきますよね。国際結婚の場合、どんなところにその難しさがあるのでしょうか? シリーズ記事のプロローグです。

執筆者:シャウウェッカー 光代

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アジアに多い大家族型


アジアの国では、何世代にも渡って一緒に暮らしたり、休日ごとに全員が食事に集まったりという、大家族型が多いようです。

本国でもそうですが、移民先の国でも同様で、カナダの友人も、毎週末、中国系のご主人の兄弟がみな家族を連れてご両親の家に集まり、一緒に飲茶を食べるのが決まり事だったとか……。
初めのうちは大変だったそうですが、これはもう慣れていくしかないですよね。家族の慣習ですから。

また、国によっては、家族の中で男女の役割分担がはっきり分かれているところもあります。そういう国では、お祝い事や年中行事などで家族・親族が集まる時、女性は義母や叔母、義理の姉妹などと一緒に食事の準備をしたりするそうです。
言葉ができないと、ご主人にずっとそばについていてほしいでしょうけど、そうはできない場合もあるのですね。ちょっとツライですが……。

大家族の場合、北米とは別の意味でプライバシーが保ちにくいですが、住宅事情もあることですし、ある程度はガマンしなければなりませんね。

放っておかれたい人、かまわれたい人


2人の生活に干渉され過ぎずに、相手のご家族と仲良くできたら理想的なのですが……
こうしてみると、日本人は干渉され過ぎるのは苦手みたいですね。パートナーの家族とは楽しくお付き合いはしたいけれど、ほどよい距離を保ち、プライバシー部分はしっかり守りたいというのが、多くの方の理想型のようです。

しかし、中にはそうでない人も……

日本のご実家が大家族で、子供の頃から賑やかな環境で育ったという女性は、ご主人のお国のアメリカでもそういう生活を期待していたそうです。
ところが、このお宅の場合、パートナーのご両親やご兄弟はクールというか何というか、もっぱらそれぞれで旅行したり食事に行ったりしていて、お2人と会う機会も少ないし、生活にまったく干渉してこないのだとか……。
仲が悪いわけではありません。気をつかっているというわけでもなく、ご自分たちが人生をエンジョイすることに、今熱中しているらしいのですね。

それがこの女性にとっては「寂しい」ということなのです。大家族で育った彼女には、多少の干渉など普通のこと。それより、家族みんなで時々集まってワイワイ楽しく過ごすというのが理想だったみたい。
だから、他の女性の上記のような悩みを聞くと、何ともったいない、私はもっとかまわれたいワと思うのだそうですよ。

★次回からは、さまざまな実例をご紹介していきます。
 シンジラレナ~イ!というお話も出てきますよ。
         ↓
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