蚊帳(かや)は、ニーズに合わせてセレクトできます

従来の蚊帳は下からくぐらなればなりませんが、ベッド用にはスリットが入っており、立ったまま出入りできます
本来なら蚊帳は4隅(大きなものは6ヶ所)を吊るして使うもの。和室の場合には長押(なげし)、鴨居(かもい)に額受け用の金具などをつけて吊るしますが、それが無理な場合には市販のフックを取り付けたり、突っ張り棒を活用したり、家具などを利用する方法もあります。軽いナイロン製には天井1ヶ所で吊るすタイプも多いです。

和室用は布団を敷いても余裕があるよう大きめになっており、ベッド用は立ったまま出入りできるようスリットが入っています。ダブル用、二段ベッド用もありました。

また、吊るさずに使える自立式や、置くだけのワンタッチ式もあり、使い手のニーズに合わせて選ぶことができます。

蚊帳(かや)復活のきっかけはインターネットでした

収納袋がついたモスキートネットは木に引っ掛ければアウトドアでも重宝します(モデルは三島さんファミリー!この後家族みんなで中に入りランチタイム)。手前のワンタッチ式はお昼寝タイムに便利です
蚊帳が欲しいと思ったらどうしますか? 店頭で扱っている実店舗は極端に少ないのが現状で、ヒット商品でもありません。

しかし、「菊屋」は大繁盛。以前は年に数張売れる程度でしたが、1997年にインターネット販売を開始してからは注文が殺到するようになったそうです。

三島さんが「静岡産業大学」と共同研究を進めて「日本睡眠環境学会」で発表した資料によると、蚊帳を購入する方は自らのストレスや不安を自分で解消しようとする「自力不安解消型」だそうで、「20から40歳代で、都市に居住し、一軒家を所有しており、エアコンなど人工的な環境よりも自然環境を好み、良い商品なら多少高くても購入する」という傾向があり、「都市型余裕若中年層」と命名しています。

癒しからお姫様願望まで、蚊帳に寄せる思いはさまざまです

まるでお姫様になったようなリッチ感が漂います
一方、店頭で購入する方はどんなお客様が多いのでしょう。某販売店にリサーチしてみた結果、次のようなニーズがありました。

簡易プライベートルーム
蚊帳の中は視線が程よく遮られ和めるため、ちょっとした個室に早変わり!中にちゃぶ台を置いて読書やごろ寝……、癒し効果も高く個室のないお父さんにもぴったりです。

気分はお姫様
ベッド対応型の蚊帳は海外でも使われており「モスキートネット」(モスキート=蚊)と呼ばれています。リゾートホテルや映画に出てくるようなゴージャスな雰囲気もあってお姫様気分になれるため、若い女性に人気です。

孫のために
かわいい孫には快適な環境で過ごして欲しい!蚊帳の良さを知る世代だからこそ、わざわざ来店して購入され、孫の訪問に備えたりプレゼントしたりするそうです。

昔とは違うニーズで現代人のハートを掴む蚊帳ですが、さらなる改良で1年中愛用する方も多いのです>>>