ハーブで奏でる香りの多重奏
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3500円ランチコースより~15種類のハーブサラダ~ |
ジャッジョーロ銀座の味や基本姿勢の要となるのが、各種のハーブ類だ。サンタ・マリア・ノヴェッラの修道僧がそうであったように、自然のハーブによって人間の持つ自然治癒力を高めるのが目的。メニューに並ぶ料理の大半にたっぷりのハーブが使用されている。中でも名物となっているのが上写真の15種類のハーブサラダ。ディル・チャービル・イタリアンパセリ・オレガノ・ペパーミント・マスタードグリーン・ルッコラ・マジョラム・フレンチソレル……などなど、個性の強い香りや苦み、酸味を持つハーブ達が口の中でしっかりとお互いを引き立て合い、なじみ合っているのには驚いた。ベリーを添えることにより、ハーブの効能を高める効果があるそう。
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シェフの岩永健さん |
ハーブの効能などの深い知識から料理を生み出すのは、
岩永建さん。例えば、カウンターに座り、その日の体調を伝えて、料理を提案してもらうなど、そんな楽しみ方もできる。
カロチーノオイルで美容効果も
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3500円ランチコースより~カロチーノオイルを使ったパスタ~ |
次の皿はパスタ。ここ最近ブームになりつつある
カロチーノオイルを使用したシンプルなパスタ。カロチーノオイルは、スプーン1杯で一日に必要なビタミンAとEがとれ、さらにビタミンEの中でも特に抗酸化力の強いスーパービタミンEといわれるトコトリエノールを含んでいて老化防止、生活習慣病の予防に役立つと言われている。このオイルには味や香りはないため、ししとう、ズッキーニ、ミョウガを加えて食感や香りを鮮やかに表現している。
さて、次のページではお待ちかねのメインディッシュを紹介します。