炭水化物×脂肪の禁断の味 究極の裏メニューとは?
ラードご飯とは、名前のようにご飯にラードをかけて食す料理。初めて聞いた時「それって美味しいの?」と私も思ってしまったのです。運ばれてきたのは、大きな瓶に入ったホカホカのご飯にラードとタレ。ご飯を茶碗によそい、ラードとタレをひと匙。ご飯の熱でみるみるうちにラードが溶け出し米粒にからまります。豪快にまぜ、口にかき込みました。その瞬間……あまりの旨さに絶句! 独特の香りを持つタイ米が上質なラードの甘さやコクをしっかりと受け止めています。中国醤油と日本の醤油をブレンドしたタレはほんのりと甘味があり、まろやかな塩分が両者のまとめ役に。例えるならバターご飯のよう。高カロリーは必至ですが、旨いんだから仕方がない! 2杯目はラードをたっぷりとご飯にまぶし、その豊かな味わいを堪能したのでした。この一品からB級グルメを高級店で出してしまう陳料理長の遊び心さえ感じられます。
前日までに予約をすればどなたでも注文することができるそう。ちなみに単品でのオーダーはできませんので、悪しからず。
さて、次ページでは陳料理長がこだわり抜いた一皿をご紹介。