「焼きかりんとう」の気になる製法

焼きかりんとう
「焼きかりんとう」
大きめの袋に
たっぷり入る。
気になるのはその作り方。油で揚げずにどう作るかというと、「小麦粉と米粉を合わせた生地に圧力をかけて膨化させ、焼き上げた後に黒糖をまぶして仕上げる。」とのこと。

これだけではピンと来なかったのですが、「ポン菓子の作り方と似ています。」という説明にようやくイメージが湧きました。水分の蒸発と共に膨らんだ生地は独特の軽さとサクッとした食感を持っています。従来のかりんとうの食感とは違い、空気をたっぷり含んだ生地は固すぎず、かと言って軽すぎず。新しい食感ながらもかりんとうのイメージは壊していません。

歯応え十分「黒糖のゴーフレット」

ゴーフレット
極上の黒蜜をなめているかのような
「黒糖のゴーフレット」
同店のもう1つのお菓子「黒糖のゴーフレット」がこれまたなかなかお目にかかれない味。こちらのゴーフレットは、いわば黒糖風味の欧風煎餅で黒糖入りのクリームを挟んだものです。

しっかりと焼かれたゴーフレットは歯ごたえ十分、バリっとした食感の中から極上の黒蜜を食べているかのような濃厚な甘さが出てきます。香ばしさが後を引き、大きな1枚があっというまに消えていく。焼きかりんとう同様、黒糖の力強さが印象に残ります。

焼きかりんとう
袋入りに加え、
ギフトボックスもある。
(写真提供;菓寮 花小路)
店名の「花」は客の笑顔をイメージしたもので、お菓子と共に人の笑顔が広がるように、との願いを込めたそうです。未知なる味への期待と「揚げないかりんとうはかりんとうと言えるのだろうか。」という思いが入り混じる中で「焼きかりんとう」を口にした私も、気がつけば満足の笑みを浮かべていました。

<参考>
『事典 和菓子の世界』中山圭子著 岩波書店
『お菓子の歴史 増訂新版』守安正著 白水社
All About「和菓子」記事
手土産にしたい「東京のかりんとう」

<店データ>
「菓寮 花小路」 オンラインショップ
店舗所在地:荏原店・本社事務所売店(本郷)ほか
電話番号(代表):0120-875312
(電話受付時間;月~金9:00~17:00、土・日・祝祭休)

◇予算一例:
「焼きかりんとう」2袋入りギフトボックス1,260円
「黒糖のゴーフレット」10枚入りギフトボックス1,050円

【かりんとう記事】
手土産にしたい「東京のかりんとう」
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