■1.5kgをのすプロセス(本のし完了時)
これは本のしを終えた生地を広げたイメージである。実際は生地の手前が四尺の巻棒に巻き取られているため、このように表せるのはイラストゆえのことである。
四尺の巻棒を使うと、1.5kgの粉をこのように正方形にのし上げることができる。
丸い玉であった生地を本のしにするとき、正方形に仕上げることが各パートにとって最短距離であるので、最も麺の強度が維持できるという理窟である。幅を出さずに前へ前へのしていく方法は、麺を一方方向に引きちぎってしまっているということである。つまり、のびたゴム紐のように強度を失わせる結果を導く。
次は、この麺帯を切るための道具の仕様を見ていこう