Episode 2: 第4位 ブリーチーズと玉子のガレット
粗碾きのそば粉で、玉子とチーズとハモンを包みます |
そばの実は、砂のようにざらざらとした粗碾き粉となり、それを素朴で香り豊かな粗碾そばに繋ぐと、ここでおおーっという声があがる。次に、粗碾粉をそばがきとして、特別なディッピングソース(もちろん醤油ベース)で提供する等々、メニューが出来上がるたびに歓声。そして、講義の最後に提供されるのが、これだ。
熱したパンにそば粉のバッターを薄く焼いて、ブリーチーズ、ハモンセラーノ、全卵をのせ、フレンチスタイルの井桁に畳んで提供する。ちょっとボリューム感のある朝食などにはもってこいかな。ここでは、さらにボルテージの上がった歓声が轟く。
この料理、なにしろ日本のそば切りと同じ材料から出来たものとは思えない、全く異次元の美味であるからだ。
いやはや、そばの世界は奥深い。だから、そばは「もり」が最高だよとおっしゃって(このご意見には賛成します)、いつもいつも「もり」だけしか召し上がらないというのは、実はそばの魅力の95%に背を向けることになるかもしれません。ちょっと、もったいないかもですね。
さて、お次はどんな美味?
▼いよいよ、第3位の発表!