赤出汁でお蕎麦をいただくような、不思議な食感。でも、結構旨かったりする。 |
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▲銀座で蕎麦、さてどこへ… ▲メルサの7階に、こんな渋い佇まい ▲内装は落ち着いた雰囲気 ▲朱塗りの器にのせられて… ▲そば湯がまた旨い! |
東京・銀座。古い町ですが、意外にそば屋さんの密度が低い町だったりします。銀座の真ん中で、蕎麦が食べたくなったら、ちょっと変わった寺方蕎麦というのも面白い趣向です。 【今回いただいたのは】
関東のそばといえば、鰹出汁と相場が決まっているものだ。まれに昆布の旨みを加えて汁を作る店もある。が、しかし、そばはもともと寺の食事としてふるまわれてきたという歴史もある。 妙興寺そばは、冷たいそばと細く切った白髭ダイコンをあえたものだ。独特の風味のする豆みそベースのつゆにつければ、さわやかな食感が味わえる。 1mm角に細切りされたそばは、食感もなかなかよろしく、大根とともに味わうとつゆがらみもよい。 そして圧感は最後に出てくるそば湯だ。なんと!蕎麦を食べたあとに赤出汁を啜るような楽しみが待っている。 それもそのはず、妙興寺そばとは、尾張一宮の妙興報恩禅寺に残る「蕎麦覚書」という日本最古の製法教科書をもとに作りつがれてきたもの。尾張ならではの豆味噌で味あわれるということもむべなるかなです。 長浦は、本店が東向島にあり、銀座のほか浅草と赤坂に支店があります。 長浦・銀座店 ■東京都中央区銀座5-7-10 ニューメルサ7F ■03-3289-5510 ■都営地下鉄 銀座線・丸の内線・日比谷線 銀座駅 徒歩5分 ■営業時間 AM11:00~PM9:30(年中無休) |
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