イタリアワインの楽園

セラーに保管されているワイン
この店が漫画『リストランテ・パラディーゾ』のようだと言われるのも、宜(むべ)なるかな。ハンサムな紳士がサービスするイタリア料理店の物語を連想させるエノテカドォーロのスタッフは男前揃いで、大勢の女性客の熱い視線を浴びているのである。

それだけなら私にはあまり縁のない店なのだが、我々食いしん坊の熱い視線を浴びているのは、驚くほど廉価なイタリアワインばかり500種類という分厚いワインリストと本格的なイタリア料理(それから、チャーミングな女性スタッフも。)である。

壁一面に並べられたきら星のようなイタリアワインのボトルの数々

なにしろ、東京都心のど真ん中の界隈だ。国立劇場の近所にこんな店が隠れているとは知らぬ人も多かろう。新橋のピッツェリア・ドォーロで本格イタリアンを安価に提供して話題となったメティウスフーズが、ワイン専門店を意味する「エノテカ」業態で初出店したのがエノテカドォーロ平河町店である。近所の人々にはランチでパスタやサラダがしっかりと食べられる店として知られ、夜は旨いワインと料理をたっぷり食べようとやって来る常連で混み合う店だ。