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いま、食べたい!簡単ビーフシチュー(2ページ目)

煮込まなくても、すぐに仕上げるこの手があった…赤ワインを用意して、ワインを入れて、出来上がったら残りのワインと合わせて楽しむ。おまけに翌日はさらに美味しい!!

執筆者:橋本 伸彦

ビーフシチューの材料・分量(2~3人分)

ビーフシチューの材料となるニンジン、タマネギ、牛肉、缶詰の画像
野菜の種類や量は好みで加減してもOK。刻むと意外に量が多くなるので注意。

「デミグラスソース」
または「フォンドヴォー」(290グラム) 1缶
牛肉(こま切れ) 300グラム
ニンジン 大1本
ジャガイモ 小2個
タマネギ 小2個

ワイン 100ml
バター 50グラム
塩 小さじ2杯
あらびき黒コショウ 小さじ1杯
ローリエ/ベイリーフ 
(月桂樹の葉を乾燥したもの)1枚

ビーフシチューの作り方・手順

鍋の中に湯が煮え立ち、オレンジ色のアクが溜まっているようす
1:(最初にワインと塩・コショウを全量肉にふりかけてよく混ぜ合わせて常温に置いておきます) ニンジンとジャガイモを2~3センチのサイコロ型に切り、熱湯で20分ほどゆでます。途中浮いてくるアク(写真中央の泡)をすくって取り除きます。これを火にかけたら、隣のコンロで2の作業を始めます。 


千切りにしたタマネギがバターにまぶされて炒められているようす
2:中鍋にバターを溶かし、タマネギのせん切りを炒めます。最初強火でよくかき混ぜながら、しんなりしてきたら少し火を弱めて、カラメル色に近くなるまで20分ほどなるべく念入りに炒めます。黒く焦がすと苦くなるので、目を離して焦がさないように。


鍋の中で牛肉とタマネギを混ぜ合わせながら炒めています
3:タマネギを炒めた鍋に肉を投入して、肉が全体的に灰色になって火が通るまで時々かき混ぜながら強火で加熱します。


ハインツ社のデミグラスソースとフォンドヴォーの缶詰がひとつずつ隣り合わせて並んでいるようす
4:肉を炒めた鍋にデミグラスソースを全量加え、水を切ったニンジンとジャガイモ、ローリエも加えて煮立て、分量外の塩コショウとワイン少々で味を整えながらしばらく煮立てます。フォンドヴォーを使った場合はサラサラの煮汁になるので、分量外の塩コショウとケチャップを加えて味を整えて下さい。


出来上がったビーフシチューが皿に盛られたようす
バゲットを温めて添えます。赤ワインは料理に使ったものを合わせると味がよくなじむでしょう。

ワンポイント

■ 食材のバリエーション
牛肉は細切れや切り落としなど、安価な部分でかまいません。ちょっと固いところがあるかもしれませんが、薄く細かく切られているので早く火が通りますし、煮込まなくても食べやすいものです。それから、バターでタマネギを炒めるのが重要なポイント! バターを減らしたりマーガリンや植物油に替えると、こってりしたコクのある美味しさは望めません。あとローリエは「シチューらしい香り」のもとになりますから、ぜひ加えて。また風味にメリハリを出してくれる具がセロリ。こうした煮込みに加えて長く煮込むほどひと味違う風味にしてくれます。

■ 食べ方の応用編
このビーフシチューなら、パンとワインに合わせてもおいしくて、ご飯にかけてもなかなかおいしく食べられます。ご飯向きに作るなら、ニンジンとジャガイモはタマネギと同じように細長く切るか、あるいは両方とも省略して替わりにグリーンピースを加えてもいいでしょう。またこのビーフシチュー、ぜひ多めに作って翌日温め直して食べてみて下さい。具に味がしみてソースは味付けが調和して、「シチューは、2日目がおいしいんだね……」と実感されることでしょう。合わせるワインは、「デミグラスソース」を使ったならカベルネ・ソーヴィニヨン種、「フォンドヴォー」を使ったらピノ・ノワール種のブドウを使ったものが合いそうです。

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