ブルゴーニュの味わい深さ
主菜は『メールラン(タラ科の魚)のイギリス風、ホウレンソウのフォンデュ添え』と『仔牛の昔風クリーム煮、米のピラフ添え』から後者を選ぶ。前菜と同様クリーミーな料理だが、マッシュルームや小さなタマネギ、仔牛肉がひと口サイズで濃厚なソースの中でコロコロしている上に歯応えのあるライスが付くので食感や味わいのバラエティーが豊富で、食べ応えがある。肉をクリーム煮にして、炊いた飯を添える。この食べ方はいかにもブルゴーニュらしい。シャブリの試飲会場で昼食の主菜に同様のクリーム煮があったが、言わばおふくろの味でこってりした素朴な料理だった。ここのクリーム煮はもっと軽く澄んだ、上品な味わいになっている。どちらが優れているかというよりも、それぞれの場所で皆と雰囲気を楽しみながら食べるのがいいのだ。ブルゴーニュの料理の幅広さを感じる。
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