ロンドンからセミナー会場へ直行
多忙なスパリュア氏である。ロンドンからの飛行機が遅れたため、空港からセミナー会場まで直行して予定通りにセミナーが始まった。スパリュア氏を迎えるのは、さきのタイム誌特派員が書いた『パリスの審判』という本を翻訳した葉山考太郎氏と山本侑貴子さん、そして通訳を務めるアーヴィング・ソー氏である。セミナーではパリ対決で勝利したスタッグスリープ・ワインセラーズ社のワインを味わい、日本、ボルドー、チリのトップクラスのワインを比較して『青山の審判』を下そうという趣向である。この4つのワインの銘柄は事前に知らされたものの、順番は明かさずに1から4として供され、参加者が皆で採点したのである。
こうしてワインを採点した>>