キール・ロワイヤルの魔力
よく冷えた一杯がたまらない |
キールにも増してチャーミングなのが、キール・ロワイヤル。カシスのふくよかな果実味、それを引き締める酸味、そして口当たりを軽くさわやかにしてくれる二酸化炭素。まさに黄金トリオである。ここはぜひ、グラスとリキュールそして白ワインも良く冷やして欲しい。作り方はキールと同じだが、泡が抜けてしまわないようにそっと混ぜること。
夏の暑い一日を終えて、疲れを癒すべく食事という時など、キール・ロワイヤルはなんとも爽やかでやわらかな、魔法のような味わいに思える。超ドライなビールやワインでは、このホッとするような感じは得られないだろう。はたと気づくのは、そうそう、これこそキールそしてキール・ロワイヤルが「食前酒」として広く支持されてきた理由ではないか、ということだ。
上手に飲むには
キールとキール・ロワイヤル、今日の気分は? |
もうひとつ、このカクテルはリキュールをワインに加えるのでアルコール度数が上がる。そのうえ、スパークリングワインが加わるから炭酸ガスの効果でアルコールの回り方が速まる。キール・ロワイヤルは何杯も飲むとなかなか酔っ払えるから、飲みすぎにはご注意を。さすが食前酒、そうそう何杯もおかわりするようには出来ていない、ということか。
■ ルジェ クレーム・ド・カシス (サントリー)