華やかな響きと味わい キール・ロワイヤル
キールを作るときに注ぐのが辛口白ワイン。これをスパークリングワインに置き換えると、キール・ロワイヤルとなる。酸味が強いスパークリングでないと甘ったるくなってしまうので、辛口シャンパーニュが向いている。一般的に出回っている「Brut」ブリュットと表示されているものを選ぼう。
しかしワイン好きからすると、上等なシャンパーニュにクレーム・ドゥ・カシスを混ぜて飲むというのは、元の風味が隠されてしまうだけになかなか胸の痛む行為。そこで、廉価なノンヴィンテージのシャンパーニュか、ブルゴーニュ、ロワールといった地方やドイツで造られるスパークリングを使うといい。手ごろな値段で超辛口なら申し分ないだろう。