ワイン/ワインが際立つ飲み方と料理

キール・ロワイヤルで、暑さにさよならを(4ページ目)

たった一つのリキュールを白ワインに混ぜるだけで、こんなに甘美な飲み物が!究極のセクシーカクテル、キールの作り方を伝授。泡立つ「キール・ロワイヤル」もこのやり方なら驚くほど旨い!

執筆者:橋本 伸彦

キール・ロワイヤルの魔力

よく冷えた一杯がたまらない

キールにも増してチャーミングなのが、キール・ロワイヤル。カシスのふくよかな果実味、それを引き締める酸味、そして口当たりを軽くさわやかにしてくれる二酸化炭素。まさに黄金トリオである。ここはぜひ、グラスとリキュールそして白ワインも良く冷やして欲しい。作り方はキールと同じだが、泡が抜けてしまわないようにそっと混ぜること。

夏の暑い一日を終えて、疲れを癒すべく食事という時など、キール・ロワイヤルはなんとも爽やかでやわらかな、魔法のような味わいに思える。超ドライなビールやワインでは、このホッとするような感じは得られないだろう。はたと気づくのは、そうそう、これこそキールそしてキール・ロワイヤルが「食前酒」として広く支持されてきた理由ではないか、ということだ。

上手に飲むには

涼しげなワインクーラーの前にキールとキール・ロワイヤルのグラスを並べて
キールとキール・ロワイヤル、今日の気分は?
ゴージャスなキール・ロワイヤルにも欠点がない訳ではない。いきなり甘い飲み物で始めたあとでドライなワインに戻ると、やたらと辛く酸っぱく薄く感じられてしまうのである。水を飲んだり料理を食べて、しばらく味覚をリセットするといい。

もうひとつ、このカクテルはリキュールをワインに加えるのでアルコール度数が上がる。そのうえ、スパークリングワインが加わるから炭酸ガスの効果でアルコールの回り方が速まる。キール・ロワイヤルは何杯も飲むとなかなか酔っ払えるから、飲みすぎにはご注意を。さすが食前酒、そうそう何杯もおかわりするようには出来ていない、ということか。


■ ルジェ クレーム・ド・カシス (サントリー)

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