ワイン/ワイン関連情報

高いワインは美味しいのか?(3ページ目)

奮発して開けた高価なワイン、案外おいしくなくてガッカリ。そうかと思えば「夢のようにおいしかった」という話もあり。高いワインって難しい!どうすればいいの?というあなた、これ読まなきゃ。

執筆者:橋本 伸彦

ワインを見分けて、使い分ける


カジュアルでいてなかなかロマンチックなディナーテーブル
この席でワインが果たす役割は?
では、予算別に目的に合ったワインを選ぶにはどうしたら良いのか?予算は無理してたくさん出すことはない。千円だって美味しいワインはあるのだから、好みや飲みたい本数によって組み合わせを考えることだ。

肝心なのは価格による使い分けだ。英国の女王陛下も、パーティーで潤沢に注ぐのは1本数百円からのワインである。大勢の人に提供するのだから、高級ワインを出したらとてつもない出費になる。第一、パーティーでは会話に忙しくて、高級ワインを落ち着いて味わえない。カジュアルな場面には安くて旨いワインをたっぷり、がベストだろう。

反対に、豪華ディナーに安いワインを出すのはいささか場違い。招く相手に対する気持ちの表現として、しっかり高級感のあるものを選ぶようにしたい。ワインに詳しくない相手なら分かりやすく、詳しい人なら相手の好みと料理との相乗効果を考えて、地域や種類、ヴィンテージなどを決める。高ければいいというものではない。

本当にワインに詳しい人、あるいは親しい知人なら、あっと驚く意外なワインにしてはどうか?比較的マイナーな地域から、数千円以上の上等なものを選んで「何これ?」「飲んだことない」「へえ、おいしいね!」となれば、同じ価格帯で有名地域の平凡なワインより、よほどインパクトがある
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