香りを楽しむには
グラスの中の香りを満喫する |
言葉が出ない、というあなた。ワインは何だって「ワインの匂い」に決まっていると思わずに、ひとことだけ連想ゲームをしてみて欲しい。ロマンチックで難しいことを言わなくたって、「なんか花っぽくない?」とか「チーズ??」「梅干しの感じ……」といった具合に、知恵を出し合って盛り上がればそれでいい。
鼻の下にワインの色をつけたりしないように、グラスのふちは適宜、ぬぐっておくといい。そして、決して鼻からワインを吸い込んだりしないよう、傾け方に注意。
香りを引き出す
テーブル上で回すと簡単 |
ただ、匂いを嗅ぐわけでもないのにやたらくるくる回していたり、ワインをこぼして人にひっかけたり、水のグラスを持っても無意識に回し続けていたりするのは…あまり知的ではない。私のようにうっかり屋の人は、気をつけたほうがいい。
さて、ここまで『ワインの飲み方』を書いてきたが、ただ冷やして開けて飲むだけのことに、これだけコツがあるとは思っても見なかった。グラスをはじめ、道具や飲み方にはいろいろあるのだが、ベーシックなやり方としてこの通り飲んで見て欲しい。かならず、何か発見があるだろう。