ワイン/ワインが際立つ飲み方と料理

ワインはこう保存するだけでおいしくなる(4ページ目)

ワインはナマモノ。いったんダメになったらそれまでだが、ちゃんと保存できていれば驚くほどおいしく飲めるもの。ワインショップからテーブルまで、ワインをどう扱ったらいいのか見てみよう。

執筆者:橋本 伸彦

冷蔵庫は長期保存に不向き

冷蔵庫に横たわる数本のワインボトル
強い光も避けたい
気をつけるべきなのは、冷やしすぎ乾燥。冬季など氷点下まで冷え込む地域なら、保存中にワインが凍結してしまうことがある。ワインが膨張して漏れ出してもボトルが割れなければラッキーだが、そんなワインは解凍しても決してまともな味には戻らない。運よく凍らなくても、あまりにも低温に置いていたワインはいわば仮死状態。バランスが崩れることが多い。

冷蔵庫内は乾燥している上に、扉の開閉による温度変化もある。ボトルを入れておくのは短期間にとどめよう。乾燥すると外側からコルクがかちかちに収縮していって、空気を侵入させてしまう。

匂いも気をつけたい。たとえば押入れにしまっておいたロマネコンティがナフタリン臭くなっていては、ラベルこそ虫食いなく完璧に保存できても、いざ飲むときに困るだろう。冷蔵庫で食品の汁や焼肉のたれがついてしまったボトルも、匂いがちょっと気になる。ワインはできるだけ、匂いの強い雑貨や食べ物と一緒にしておかない方がいいのである。

さて「困った。うちにそんな場所はない!」というあなたは…

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