その昔、中国茶の飲める貴重な店だったのだ
池袋「中国茶館 2号店」へ!
中国茶館2号店は、池袋にある飲茶のお店。基本は2625円で、さまざまな点心を食べ放題という嬉しいお店で、人数がいれば、様々な味を愉しむことが出来るお店でもあります。特に、ここは、漫画家よしながふみさんが書いた『愛がなくても喰ってゆけます。』でも紹介されているお店です。
食べ放題の点心などというと、若者ばかりいるお店のように思われますが、平日の夜の客層は、比較的年齢層が高かったりします。安い食べ放題のお店といっても、点心の味は、なかなかのもの。物によっては首を傾げてしまうようなものもあるにはありますが、基本的な点心、例えば大根餅、小龍包、胡麻団子などは、口の肥えた大人にも及第点が与えられるもの。
しかし、このお店は、それだけではないのです。
中国茶が日本ではやってから、随分時間が経ったような気がしますが、実は15年ほど前の東京には、中国茶専門店は本当に数件しかありませんでした。しかも、ジャスミン茶や安い烏龍茶以外の中国茶を飲ませてくれるお店は、中華街に行くぐらいしか選択肢がありませんでした。
各種点心を堪能できる
しかし、中華レストランで、きちんとしたお茶を扱っているお店もわずかながらありました。ここ「中国茶館 2号店」は、そんな数少ない中国茶も楽しめるチャイニーズレストランだったのです。
いまとなっては、中国茶専門の喫茶やカフェなどがたくさん出来ましたが、そんなお店が無かった時代には、この中国茶館2号店は、中国茶好きの間では、非常に有名なお店でもあったのでした。「中国茶を飲むから、中国茶館かヤムチャイナに行こう」、当時Niftyのお茶仲間の間ではこんな会話が交わされたものでした。