テイスティングの意味


鑑定杯でテイスティング


中国茶の良し悪しを判断する場合、もちろん機械での検査も可能ではありますが、日本茶や紅茶と同様に、中国・台湾においても人の感覚で茶葉を検視することが古くから行われてきました。

すばやく茶葉の外形、形状、色合い、水色、香り、味わい、茶殻などを鑑別し、茶の品質の優劣を判断することがテイスティング(中国茶の場合は「品評」といいます。)における最も重要な点です。

しかし、なんの目的でテイスティングするかは、実行者によって大きく目的が異なることに注意が必要です。

茶業研究所などで行われるテイスティングは、消費者に安定的に茶を供給することができるかといった観点から行われることが多く、その結果、茶の生産過程の優劣や改善、茶市場の需要標準の調整、さらには茶葉の品質管理が行えます。

一方、茶葉の販売業者が行うテイスティングは、消費者への販売の際に、より品質のよい茶葉を選択し、価格決定していくために行われる場合が多いわけです。茶葉の品質と価格決定の妥当性などを見極め、商品を選択するための手段として実施されるのです。

さらに消費者が行う試飲も、簡易なテイスティングといえるでしょう。この場合は、消費者自らが消費するに値する「おいしい」茶であるかどうかの見極める目的のために実施されます。