中国茶/中国茶関連情報

ルピシア、武夷岩茶フェスティバルを開催(4ページ目)

10月27日、28日に東京原宿で開催された34種類の武夷岩茶を試飲できるイベント「ルピシア武夷岩茶フェスティバル」の様子を取材してきました。

執筆者:平田 公一

 お客さんの反応など



大紅袍(赤いマント)に包まれ、大紅袍を配るスタッフ


初日が台風で少し客足が少なかったとはいえ、二日間で6000人を超えるお客さんが参加した今回の「武夷岩茶フェスティバル」。用意されたミネラルウォーターの量も5トンと半端ではない量でした。初日は年配の女性などが多かったのに対し、二日目は若いご夫婦や家族連れが多かったようです。ルピシアの常連さんの中には、初日の朝狙いで駆けつけて、よいお茶を探り当て、購入していくという熱心な方も多いようです。

参加された方にも話を聞いてみましたが、今まで烏龍茶をあまり飲んだことのなかった方々からは、「飲み比べができたのがとても興味深かった」、「香りの華やかで甘い烏龍茶があるのをはじめて知った」、「同じ烏龍茶なのにこんなに種類があるのはすごい」、「お茶の名前がみな三文字でとても綺麗」という声が多く聞かれました。

一方で、「会場が満員で試飲をじっくりとできなかった」とか「ダージリンよりも違いがわかりにくくてちょっと単調だった」などという声もありました。



会場で試飲をするお客さんたち


中国茶を飲み慣れた人たちからは、「これだけの岩茶をいっせいに飲める機会は日本ではあまりないので、とても面白かった」という声が聞かれた一方で、「せっかくこれだけのお茶を集めたのに紙コップでは味や香りがわかりにくい」、「工夫茶でいれたらもっとおいしかったのに」というような声も聞かれました。

これだけの人を捌かなければならないイベントでは、淹れ方が制約されてしまうのはやむをえないことなのですが、先日取材に行った静岡の「世界お茶まつり」でも、同様に紙コップに対する指摘が聞かれました。

中には「マイ茶杯持参にすればいいのに」といった指摘もあり、このあたりは次回の検討課題というところでしょうか。

ともかく、このような盛大な中国茶のイベントはなかなかなく、中国茶を知らない人がこれを契機に少しでも中国茶に興味をもってもらえたらいいなと思います。相当な労力とコストをかけてこのイベントを開催したルピシアには、その努力に敬意を表すとともに、引き続き、幅広い中国茶の啓蒙活動を行ってもらえればと思います。

もし、次回があれば、参加されなかった方も是非参加してみてください。


<関連リンク>

ルピシアのサイト

高級烏龍茶飲料「大紅袍」

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

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