花粉症の人にはつらい季節になりました。週末丹沢付近をドライブしてきましたが、山肌の杉林から黄色い花粉が丸で煙のようにもくもくと上がっているのがあちこちに見受けられました。
ところで、ここに来て花粉症に効くお茶というのがいくつか話題に上るようになりました。そこで、いま一番注目されている花粉症対策のお茶「べにふうき」を取り上げてみました。

べにふうきとは?

「べにふうき」は、独立行政法人 農業技術研究機構 野菜茶業研究所で育成され、1993年に命名登録された茶葉です。この茶は、もともと日本の「べにほまれ」と中国系の「ダージリン」を交配して作られた紅茶用の茶葉で、緑茶として飲むにはやや渋味が強いという特長を持っているお茶なのです。

べにふうきの研究

独立行政法人 農業技術研究機構 野菜茶業研究所などで、1996年から2000年にかけて、アレルギー予防食品開発のための基礎研究が行われ、約40品種の茶葉について抗アレルギー作用を検定したところ、この「べにふうき」の中に含まれる渋味成分であるカテキンの1種、エピガロカテキン-3-O-(3-O-メチル)ガレート(EGCG3”Me)(通称メチルカテキン)や抗アレルギー成分のストリクチニンが、花粉症やアトピーなどのいわゆる「アレルギー症状」に対する改善効果をもつとことがわかりました。

べにふうきが花粉症緩和に♪

先日静岡で開催された世界O-CHAフォーラム2003(世界緑茶協会主催)でも、「べにふうき」について、この研究に関わった山本万里さん(野菜茶業研究所)が講演を行い、「昨年、花粉症の三十八人にこのお茶を飲んでもらい、半数に症状の緩和が見られたことから、「べにふうき」に多く含まれるメチルカテキン等がアレルギーを抑制する作用があると講演を行いました。

「アレルギーの初期の反応を抑制する物質」であるメチルカテキンと伴に、「原因となる抗体の産生を抑制する物質」であるストリクチニンの含有が認められるために、このお茶は注目されているといっても過言ではないでしょう。

この「べにふうき」は、従来紅茶用に開発されてきましたが、メチルカテキンは紅茶を作る際に行う酸化・発酵工程で消滅してしまうことから、高温で釜炒りする方法を採用することで「渋み、苦み」を克服し、飲みやすい緑茶として加工されるようになりました。

今後、100g1500円~2000円で市販が試みられるようです。



<関連リンク>

べにふうきはすでに市販されています。All About スタイルストアでは、べにふうきのティーバッグを販売しています。

甜茶でぶっ飛ばせ

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