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海南島は古くから紅茶の名産地として、最近では苦丁茶(生態茶)の産地としても知られていますが、いまでは、緑茶もいろいろと作られています。その中でも銘茶といわれるのがこの島の南部にある最高峰五指山(1,867m)の山麓で作られる緑茶。。この五指山茶区は、広東省だったころから紅茶をメインに作られてきた土地柄ですが、紅茶用の茶葉を緑茶つくりに利用して作られたのが、「五指山毛尖」。
見た目は、安徽省の太平猴魁(たいへいこうかい)のようにプリミティブな形状で、若々しい草のような味わいがします。 長年雲霧の中で成長したお茶なので、野生茶のもつ強さを持っているのですが、味わいは、甘味も感じられるおいしいお茶に仕上がっています。五指山区のきれいな清流が流れるほとりに茶樹が生えたことから、「水滴」の呼び名がつけられたとのこと。 現在では、野生の茶葉を移植した茶園が、五指山のふもとの茶園に多く畝を作っているとのことです。
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