紅茶/紅茶関連情報

紅茶の品種 中国種・アッサム種

紅茶が作られる品種は大きくわけると中国種とアッサム種があります。その特徴をご紹介します。

桑原 珠玉

執筆者:桑原 珠玉

紅茶ガイド

茶葉の大きさだけでなく、葉の形や厚みも異なります。紅茶にすると風味も異なります。
私たちが毎日楽しんでいる紅茶。紅茶の生産地で栽培されている品種には大きく分けて、中国種とアッサム種があります。このほか、雑種や交配種など産地に適した品種が栽培され、その産地の土壌や気候によって個性的な紅茶が生まれます。良い品種は挿し木によって増やされます。ここで中国種とアッサム種の特徴をまとめてみましょう。

【中国種】            
葉の大きさ(成熟葉)  小さい (9×3cm以下)
葉の特徴 ・厚みがある         
     ・葉先に丸みがある。    
     ・葉肉は薄くて硬め。 
木    ・2~3m 
     ・樹の下の方から枝分かれしている。
育成条件 ・比較的寒さや干ばつに強い。 
     ・寒冷地や湿度のある暑いところでも生育可能。      
タンニン含有量  少ない
           

【アッサム種】
葉の大きさ(成熟葉)  中国種の約2倍程度(12×4cm以上)
葉の特徴 ・中国種より薄い。
     ・葉先が尖っている。
     ・葉肉は柔らかいが厚め。
木    ・10m以上になるものもある。
     ・幹があり、枝分かれが少ない。
育成条件 ・湿度のある暑いところを好む。
     ・寒冷地や乾燥したことろでは生育が難しい。
タンニン含有量  多い


■協力: 野菜茶業研究所 佐波 哲次氏
■関連リンク: アッサム茶誕生のはなし
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