5.2~3分おいて型から出し、底に敷いたシートを気をつけてはがし、金網などの上に逆さにのせて冷ます。(「こうしているうちに、中央が膨らんだスポンジが水平に調整されてきます。」)
作業の工程ごとに、決め細やかなアドバイスがちりばめられています。ほんのちょっとしたことが仕上がりに出てくるのですね。見た目でのごまかしが効かない、味が勝負のシンプルな英国菓子。だからこそ、こういった細かな作業が生きてきます。
風味の異なる3種の紅茶と、焼きあがったばかりのスコーンとヴィクトリア・サンドイッチでティーパーティー。 |
キャロラインさんは使用する小麦粉には特にこだわります。「日本の小麦粉はイギリスの小麦粉と違う。」グルテン量などを調べてスコーンにちょうどよい粉を用意していました。キャロラインさん流のスコーン作りにも細かな指導でいっぱいです。
2つの英国の代表的スイーツを作り終え、スコーンを焼いている間に、代表的な紅茶についての説明、紅茶産地の話などが始まりました。そして、ダージリン、アッサム、アールグレイを実際に試飲。最後は焼きあがったヴィクトリア・サンドイッチ、スコーンと紅茶を囲んでの楽しいティータイム。キャロラインさんは仕事でたびたび日本に来られているそうで、今年12月にはまたティークラスを開く予定だと話してくれました。
伝統的英国菓子をモダンテイストに仕上げたスイーツが並ぶ
店内でいただけるスペースもあります。マークさんは、お店でのスイーツや紅茶講座を開くことを検討したり、オリジナル紅茶も作りたいと意欲的です。 |
スコーン 250円。大きい菊型で抜かれたスコーンはボリュームがあります。 |
■撮影協力:Ms Caroline Humphryes
Notting Hill Cakes & Cafe
所在地:東京都港区西麻布4-18-20
Tel:03-5464-3788
Open:10:00~20:00
日曜休(祝日も休業の場合あり)