テーブルウェア・フェスティバル2006 開催

2月4日から12日まで東京ドームでテーブルウェア・フェスティバル2006 暮らしを彩る器展が開催されます。毎年訪れても毎回異なった展示で、多くの来場者で賑わいます。国内外の有名洋食器メーカーのコーナー、日本全国の陶磁器産地や漆の名品コーナー、様々なテーブルセッティング、展示販売に大きく分けられます。今年見所の一部をご紹介しましょう。

ノリタケ

「万葉の花」。フレームはオールドノリタケの紋様。
「新・食卓空間」がテーマ。人間の感性「触・感・食・魅」により訴えたテーブルウェア、さらにわかりやすくいえば日本人の感性を大切にしたテーブルウェアを新商品とともに展示しています。

なかでも華やいでいるのは「万葉の花」シリーズ。オールドノリタケのデザインから写したフレーム紋様の中には万葉集で歌われたすみれ、なでしこ、山吹、葛、藤、山桜、梅など18種類の花が丁寧にハンドペインティングで描かれています。

晩冬の季節をうたった大伴旅人の歌からは梅が皿に見事に描かれ、皿の裏にはその歌が焼き付けられています。

わが園に
梅の花散る
ひさかたの
天より雪の流れ来るかも
(わが家の庭園に梅の花が散っている、いやこれは、はるかな天空から雪が舞い落ちているのだろうか)

雪と一緒に歌われることの多い梅、特に白い梅を雪と見立てているようですね。

日本初上陸したロモノーソフ

今やロモノーソフを代表する柄となったコバルトネット
1744年、皇帝専属磁器工場として設立されたロシア最古、ヨーロッパでも5番目に歴史ある窯。ロモノーソフの名品の数々が一堂に会するのは日本で初めてのことらしい。

1958年のブリュッセル国際博覧会で金賞を受賞してからは「コバルトネット」が有名となりました。ところが、現在でも上流階級に愛され、オーダーメイドによる制作方法がとられているために、作品ごとに全く異なったデザイン、絵付けが施されています。ヨーロッパ文化を取り入れたもの、ロシアの民族色が出されたものなどがあって、ひとまとめに表現することが難しいのが特色です。

「コバルトネット」の基になったのはピンクの小花が可憐な「エカテリーナ」。両者はその素材が大きく異なっています。「エカテリーナ」は白が際立つ磁器で重厚、「コバルトネット」は外側の紋様がすかして見えるほどの薄く繊細。このほかに、サモワールを用いたティーセットも注目です。

レイノー

プリュシリーズで作られた空間は室内でのゆっくり流れる午後をイメージ
フランスを代表する磁器の街、リモージュで1849年に設立されました。毎年、フランスらしいスマートなテーブルセッティングを見せてくれます。

写真の「プリュ」というシリーズを使って、窓から優しい風が通り抜ける午後をイメージしたテーブルが作られています。ブルーイッシュライトグリーンの縁にのせられた金の粒は雨のしずく。このシリーズであるプリュというのは雨のしずくという意味です。

豪華に積み上げられた3段重ねのプレートは、小皿と大皿、グラスを組み合わせたもの。アイデア次第で持ち合わせのお皿を組み合わせれば、おしゃれなセッティングへと様変わりすることがわかります。写真でははっきり分かりませんが、砂糖をいれるシュガーボウルは角砂糖を箱のようにつなげ、四つの角を盛り上げて城壁のような形に仕上げています。また、今年は「メタモルフォーゼ(変身)」という朱色とゴールドのコントラストがモダンなシリーズが大きく紹介されており、そちらも注目です。

生活の参考に

まだまだご紹介しきれないほどにご紹介したいテーブルセッティング、展示品、販売コーナーでいっぱいです。素敵なテーブルセッティングに圧倒されそうになるなか、これは使えるというヒントも多いので、気に入った作品や展示をじっくり観察してみたいですね。

うれしの紅茶800円(お菓子付き)
東京ドーム内には喫茶コーナーが設けられています。喫茶うれしのでは、うれしの緑茶だけでなく、うれしの紅茶もいただけます。有田焼のティーポットとティーカップで出されます。数種類のティーセットが喫茶うれしの入り口に飾られているけれど、どの柄で出されるかもお楽しみとのことです。お店の方のお話では、正午頃から午後4時ころまでは喫茶スペースが込み合うようです。熱気溢れるドームで喉は渇き、お客様は量の多い冷たいものを注文されるようですね。

【関連リンク】
テーブルウェア・フェスティバル2006 詳しい情報はコチラでご覧ください。
日時 2月4~12日
場所 東京ドーム
時間 10:00~19:00(入場は閉場の1時間前まで)

ノリタケ

 
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