第3回モンディアル・デュ・パンに向けた日本代表選考会で、決勝進出が決まった7名の作品をご紹介します。

安倍竜三さん(ブーランジュリ パリゴ)

企画性(テーマの理解度、オリジナリティ、明快さ)、創作性(話題性、新規性、ボリューム、形状、焼き色)、技術力、商品としての魅力度、パンとしてのおいしさ(食味、食感、バランス)、ポテンシャル(潜在性)すべての採点項目が高評価された安倍さん。

ストレート法のバゲットにはルヴァンリキッドとロースト小麦をプラスして味わいを深め、スペシャリティはスペルト小麦を使ったパン、あんパンはブリオッシュと、味覚的に興味深いものばかりでした。

外観も全体的に美しく、魅力的に見せていました
クロワッサンのバリエーション「ダノワーズ・オ・ゾランジュ」はオレンジのデニッシュ


栄徳剛さん(ブーランジェリー ラ・テール)

国産小麦「春よ恋」で甘さを引き出したバゲット、天使が矢を放つような飾り模様のクープ、赤いドット柄のショコラなど、全体にロマンチックでスイートな雰囲気。純日本風な飾りパンが多い中、フランスでも大人気のアニメキャラクターでリースを作るセンスにも拍手を送りたい感じでした。

来場者投票では最高得票を獲得した作品
ネーミングにも独特のセンス

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アルティザン・テラ 栄徳剛さん (2009.4)

松田武司さん(VIRON)

企画性で最高得点だった松田さん。作品全体を四季のイメージに見立てています。エシレバターを折り込んだ桜の花のかたちのクロワッサンには赤桃のコンポート。液種を使ったあんパンの中には渋皮マロンのとろけるクリーム。新しく、魅惑的な感覚です。

秋の五重塔と冬の白川郷の民家の飾りパンは手が込んでいました
クロワッサンバリエーションの「SAKURA」と10種の穀物の入った「パン・オ・ルヴァン・オ・セレアル」

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VIRON(2009.12)

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