パン/パン業界情報、イベント

ウィンドウディスプレイコンテスト

MOBAC SHOW(国際製パン製菓関連産業展)で開催されたウィンドウディスプレイコンテストの模様を審査員の立場からレポートします。春夏秋冬、好きな季節でパン屋さんのウィンドウが飾りつけられました。

清水 美穂子

執筆者:清水 美穂子

パンガイド

四季をテーマにベーカリーの窓を飾る

MOBAC SHOW(国際製パン製菓関連産業展)で2月21日、フランスパン友の会主催、ウィンドウディスプレイコンテストが開催されました。

ウィンドウディスプレイは、パン屋さんのウィンドウの飾りです。パン生地でつくるいわゆる「飾りパン」だけではありませんから、パン職人でない営業や企画、販促などに携わる人でも参加できます。

大きさが横70cm、奥行き50cm、高さ85cmに収まることが条件で、店の前を通りかかった人の心をつかむようなデコレーションのセンスが求められます。

わたしは審査員として出席しました。
テーマは「四季」。最終審査に臨んだ7作品をご紹介します。

優秀賞

まずは優秀賞をご紹介します。

「パンの収穫祭」「春のテーブル」

「パンの収穫祭」はイグレグプリュスの矢野由香さんの作品。
「パンと秋の味覚をあわせることを想像してもらえるように考えた」ディスプレイ。羊がミニチュアのパンとともにくるくると回るのがユニークでした。矢野さんは前回のモバックではサンドイッチのコンテストで、 グランプリを受賞しています。

「春のテーブル」はドンクの大西葉子さんの作品。
初春を思わせる淡いグリーンの色調。ナチュラルでやさしい雰囲気のあるディスプレイでした。

参加賞

和と仏蘭西 同じ桜の木の下6月のアペリティフ
虹の国のパン屋パンの中の小さな秋

「和と仏蘭西 同じ桜の木の下」はドンクの阿部あゆみさんの作品。
生け花風の演出、風呂敷や水引などで和の華やかさを出しています。

「6月のアペリティフ」は横浜ポンパドウルの新井徹さんの作品。
パンを切っておつまみに、という提案の気持ちを込めて、まるで試食のようにオリーブオイルとバルサミコを添えています。

「虹の国のパン屋」はドンクの青砥美香さんの作品。
プラスチックのボールはスプレーでカラフルに塗装されています。

「パンの中の小さな秋」はシェラトングランデトウーキョーベイホテルの西野大輔さんの作品。
パン生地で木や花をつくっています。

次のページでは 最優秀賞と審査の様子をお伝えします。
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