四季をテーマにベーカリーの窓を飾るウィンドウディスプレイは、パン屋さんのウィンドウの飾りです。パン生地でつくるいわゆる「飾りパン」だけではありませんから、パン職人でない営業や企画、販促などに携わる人でも参加できます。 大きさが横70cm、奥行き50cm、高さ85cmに収まることが条件で、店の前を通りかかった人の心をつかむようなデコレーションのセンスが求められます。 わたしは審査員として出席しました。 テーマは「四季」。最終審査に臨んだ7作品をご紹介します。 優秀賞まずは優秀賞をご紹介します。
「パンの収穫祭」はイグレグプリュスの矢野由香さんの作品。 「パンと秋の味覚をあわせることを想像してもらえるように考えた」ディスプレイ。羊がミニチュアのパンとともにくるくると回るのがユニークでした。矢野さんは前回のモバックではサンドイッチのコンテストで、 グランプリを受賞しています。 「春のテーブル」はドンクの大西葉子さんの作品。 初春を思わせる淡いグリーンの色調。ナチュラルでやさしい雰囲気のあるディスプレイでした。 参加賞
「和と仏蘭西 同じ桜の木の下」はドンクの阿部あゆみさんの作品。 生け花風の演出、風呂敷や水引などで和の華やかさを出しています。 「6月のアペリティフ」は横浜ポンパドウルの新井徹さんの作品。 パンを切っておつまみに、という提案の気持ちを込めて、まるで試食のようにオリーブオイルとバルサミコを添えています。 「虹の国のパン屋」はドンクの青砥美香さんの作品。 プラスチックのボールはスプレーでカラフルに塗装されています。 「パンの中の小さな秋」はシェラトングランデトウーキョーベイホテルの西野大輔さんの作品。 パン生地で木や花をつくっています。 次のページでは 最優秀賞と審査の様子をお伝えします。 |