「パンのある食卓」をテーマに

講師の4人。左から大橋さん、宗平さん、筒井さん、白仁田さん
「パンのある食卓」をテーマにした講演会が日本フランスパン友の会により、9月21日に開催されました。

1970年に創設された同会は、ベーカリーと関連の会社で構成され、日本におけるフランスパン食文化の普及に貢献、ベーカリーワールドカップに日本代表選手を派遣しています。
製パン技術ではなく、今回のような販売方法や食べ方についての講演会は初の試みだそうです。

フランスで「パン」と呼ぶもの、すなわち日本でいう「食事パン」をより普及させるために、チーズ、はちみつ、ハム、フランス食材や機械を扱う会社から招かれた4人の講師により、ベーカリーに向けたさまざまな提案がありました。

パンを取り巻く事情やおいしい食べ方などは、消費者にとっても面白く、役立つ情報だと思いましたので、ここで一部わたしの感想をまじえてご紹介しようと思います。

チーズとパン

パン屋さんにしては本格的なチーズのショウケース
講演会の試食。クセのあるチーズのおいしさを体験
チーズの販売技術のコンクール世界大会に日本代表として 出場もしているフェルミエの大橋志津江さんは、チーズの切り売りをしている青森のパン屋さん「モンドール」の話をしてくれました。

その店ではパン棚と同じくらいのスペースに大型のチーズを何種類も並べているのだそうです。 パンを製造販売しながらチーズの状態を管理し、カットして販売するのは大変だと思いますが、ご主人によれば「自分が好きな食べ方をお客さんにおすすめしているだけ」なのだそう。それはとても幸せな仕事に思えます。

さて、大橋さんおすすめのパンとチーズの組合わせの基本は以下の通りです。

■フランスの5タイプのチーズとそれに合うパン

チーズタイプ
パンの種類
白カビプレーンなバゲット
ブルー甘味のあるドライフルーツのパン
ウォッシュプレーンなバゲット、カンパーニュ
シェーブルくるみのパン
ハードドライフルーツのパン特にレーズン

試食はウォッシュのエポワス、シェーブルのグラン・ヴィエルー、ブルーのロックフォール、胡桃とレーズンのパン、バゲット、サルデニアの平パン、シチリアのサボテンのはちみつでした。

チーズもパンも、自分で興味を持っておいしい組み合わせを研究すると、ほんとうに楽しいと思います。迷ったときは、チーズ屋さんやパン屋さんに尋ねてみましょう。きっとそのとき一番おすすめの組み合わせを教えてくれるはずです。


次のページでは はちみつとパンのお話についてご紹介しましょう。