昨年末で開店一周年を迎えたブーランジェリ アンジェリックベベ
ホテルを出て独立、東京都北区に店を構え、自分なりのパンを追求してゆくという道を選択したシェフの戸島康雄さんは今どんなパンを焼かれているでしょう。前回の取材は開店直後でしたが1年後の今、地域と馴染み、どう変わっているだろうという興味もあります。

相変わらずわたしの中で最高のバゲットのうちのひとつ、べべのバゲットを思い浮かべながら出かけました。車だと楽ですが電車だと 最寄の駅は南北線の王子神谷。駅から10分ほど通りをまっすぐ歩きます。べべのパンが手に入ると思えばそのくらい何ということはありません。(でも絶対に入手したいのであれば予約をおすすめします。現にこの日、目の前ですべてのバゲットが売れてしまいましたので。)
それではパンをレポートしましょう。
長時間発酵で一日15本ほどしか焼かれないバゲットは150円。

トーストブレッドという名前の山型食パン(300円)も、じっくり中種をとって長時間かけてモチモチした生地に焼き上げられています。
これはホテル時代にルームサービスで出していたパンなのだそうです。



パン屋さんでは仕込みの時、翌日どのくらい焼くかを決めなければなりませんが、このトーストブレッドが売れ残ってしまったある日、明日はそうならないように他のパンにしてみよう、と同じ長時間発酵の生地で作った細長い白焼きのパン、フォカッチャ、ツイストドーナツ。それらは生地が美味しいと好評で今では毎日焼かれています。


月水金に焼かれるずっしりしたライ麦パンは酸味を感じさせず、バゲットのようにどんな食事ともよく合います。ライ麦を50%配合しています。
ハード系のパンではクランベリーとヘーゼルナッツの入ったカンパーニュもナッツの香りが洒落ていて、おすすめです。

惣菜パンではルッコラを使ったピザやローズマリーのフォカッチャなども良いですが、街のパン屋さんの定番、カレーパンがまた美味しいのです。 自家製のカレーは豚肉、ナス、ポテト入りでこっくりとした辛さです。

次はスウィートな菓子パンをご紹介します。