パン/パン屋さん取材レポート(東日本)

みんなのぱんや【丸の内】(2ページ目)

昭和30年の日本のパンを良質な素材と職人技術で再現した店が丸の内にOPEN。懐かしのコッペパン、きなこパン、メロンパン、焼きそばパン・・・パンにはさむコロッケやジャムやあんこもていねいにつくられています。

清水 美穂子

執筆者:清水 美穂子

パンガイド

みんなのぱんやのパン

みんなのぱんやのパンは、素材を吟味し、味と見た目をよくするために数年前から試作を繰り返してきました。 前のページに書いたしっかりと発酵させ熟成させる製法は水種法という製法です。添加物を使わなくともボリュームが出て小麦粉の風味を失わず、柔らかく、生地の老化が遅いなどの特長があります。

ピーナツバター 160円メロンぱん 180円
あんぱん 160円こっぺぱん(バタークリーム)120円
具材も素材から選んでつくる。こっぺぱん(ジャムバター)120円

◇ピーナツバター
国産のピーナツをすりつぶしたものに粉糖、卵白、塩、バターを加えてつくるクリームは乳化剤が使われていないので温度変化で分離しやすいけれど、やっぱりおいしい。これはニシカワ食品創業時からの人気商品で、ひきのある生地はプリンカップに巻きつけてつくられます。

◇メロンぱん
白餡入りでボリュームたっぷり。関東でいう普通の丸いメロンパンはサンライズという名前で販売されています。

◇あんぱん
北海道産のあかね大納言と水とざらめ糖で粒をつぶさないように3時間かけて炊き上げた粒餡がやわらかい生地に包まれています。パンじたいのおいしさもしっかり味わえます。

◇こっぺぱん
ジャムなどの素材もすべて吟味して店内でつくっているので香りや味に大きな違いが出ています。イチゴ、砂糖、レモンのみでつくるジャムは、イチゴの持ち味が濃く、香りも素晴らしいのです。
はさむものは、あんバター、ピーナツバターなどもあります。


ほかにも懐かしのパンがいろいろ。つぶあん、ジャム、カスタードクリーム、バタークリーム、コロッケ、焼きそば、スパゲティナポリタンなどすべて店で作っています。

VIRONのパンに感動するフランス人がここで焼きそばパンを見ると、難しい顔になってしまうのは致し方ないとして、やはり日本人には大切な懐かしの味。やきそばドッグやコロッケぱん(牛すじ肉とメークイン)などはソースにも趣向がこらされていて、丸の内ランチの選択肢をひろげているようです。

みんなのぱんや

千代田区丸の内2-7-3
東京ビルディング B1F

TEL 03-5293-7528

営業時間 11:00~19:00

JR東京駅より徒歩約1分
地図:Yahoo!地図情報
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

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