パン/パン屋さん取材レポート(東日本)

バターやチーズで味わう力強くシンプルなパンたち なまけもののパン屋

なまけもののパン屋。風変わりな名の店で、なまけものでない職人の奈良さんが、バターやチーズと合うシンプルなパンを焼いています。質実剛健。そんな言葉が浮かびます。日常の食事にしたい旨味あるパンたちです。

清水 美穂子

執筆者:清水 美穂子

パンガイド

なまけもののパン屋のサイト

なまけもののパン屋。風変わりな名前のその店では、ちっともなまけものに思えないパン職人、奈良典久さんが、ざっくりと質実剛健な様子のパンを焼いています。
「気持ちのままに無理せず楽しんでパンを作って生活していきたいと思ったから」なまけもののパン屋、なのだそう。

パンの名前も「1917」「カンザスへ」「麦ばたけの波おと」「めんどりの鳴く頃に」など、変わっています。ホームページでは同じ名前のパンがいくつも並んでいて一瞬戸惑いますが、よく見るとパート2、3などと書かれていています。素材の配合を違え、日替わりで焼かれているのです。

なまけもののパン屋のサイトはパンを作る人のサイト。パンとまったく同じトーンの奈良さんの言葉がそこにあります。切実で、読む人のこころをとらえるパン職人の声。
パンは、今日もじっくりと丁寧に作られています。

たくましく、質実なパン

「1500円のセット」。パンの詳細は下記の写真説明参照。
1つ300~500円のプレーンなパンが日替わりで作られ、通販は基本的に「1500円のセット」(消費税込、送料別)など、おまかせになります。(詳細はサイト参照)

1917パート4
1917(ヒクイナ)は那須岳の高さを表し、地元ではヒクイナヒクイナと言って覚えるのだそう。プレーンな食パン。カンザスへ30
色の濃い田舎パン。美味しいサンドウィッチになります。焼くとバリっとこうばしい。
カンザスへ30
レーズン、クルミ、オレンジ入りのもの。数字はライ麦含有率。
麦ばたけの波おと40
サワー種のしっとりもっちりしたライ麦パン。これはナッツ入りの平焼きタイプ。
次のページはパン職人奈良さんについて、そしてお店情報です。
  • 1
  • 2
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます