パン/パンの美味しい食べ方

オープンサンド・デニッシュペストリー・限定直輸入品 アンデルセンのデンマークフェア(3ページ目)

青山アンデルセンのデンマークフェアで伝統食のオープンサンド、デニッシュペストリーを取材。王室シェフによるエルダーフラワーシロップの実演販売、期間限定のデンマークバターもご紹介。

清水 美穂子

執筆者:清水 美穂子

パンガイド

デンマークフェア限定品

この時期だけの特別限定品をふたつご紹介します。

    
エルダーフラワーシロップのデモンストレーションをするヘイバーグさん

ひとつは、デンマーク王室ゲストシェフ、モーテン・ヘイバーグさんのプロデュースする「ヘイバーグスデザートサーカス」のエルダーフラワーシロップ(1890円)。

デンマークに初夏の訪れを告げる花のシロップは、マスカットのような爽やかな風味。炭酸水や白ワインで割って楽しみます。パンナコッタやゼリーにも合います。
この日はヘイバーグさんによるデモンストレーションが行われていました。
販売は8月末頃まで予定されています。

もうひとつはデンマークバター、ルアーパック(有塩/食塩不使用 各227g 630円)。

デンマークフェアの期間だけ特別価格で輸入販売されているこのバターのパッケージにはデンマーク国立品質管理局の保証印。

早速買って帰り、ライ麦パンにつけていただいてみると・・・非常になめらかでこくのあるクリーミーなバターでした。

これは全国のアンデルセンで7月2日までの限定販売なので、購入される方はお早めにどうぞ。
デンマークバター
LURPAK(ルアーパック)


デンマークの日常のパン

デンマークのパン屋さんは、早朝から開いています。平日は、通勤途中にデニッシュペストリーを買って簡単に朝食を済ませる人も多いとか。

それでは新進気鋭のシェフ、ヘイバーグさんの日常のパンは?ということでお伺いしてみました。

朝はたいていライ麦の入った小さなリュスティックと白いパンの2種類。白いパンはゴマやけしの実のついた丸パンのことが多いそうです。パンに合わせるのはマーマレード、苺やラズベリーのジャム、チーズ、そしてもちろんデンマークバター。
ちなみにお昼は約9割のデンマーク人と同様にライ麦パンのオープンサンド。チーズ、ハム、スライスしたソーセージ、パテなど共に。
そして夜は、意外にもほとんどパンを食べないとか。夕食は普段、肉や魚の料理と共に、たくさんの野菜と果物をとるのだそうです。
なるほど、以前デンマーク大使館に行った夜、ジャガイモの料理はあってもパンがサーヴされなかったのは、そういうスタイルだったからかもしれません。

パン屋さんで外国の食文化について知るのは楽しいものです。
青山アンデルセンのデンマークフェアは6月いっぱい、限定品の販売は上記の通りですが、オープンサンドはレストランで今後しばらく楽しめるそうです。      

■青山アンデルセン

東京都港区南青山5-1-26
TEL 03-3407-4833

シチュー&サンドイッチレストラン(2.3F)
8:00(土日祝9:00)~22:00(L.O21:00)
ベーカリー(1F)
7:00~21:00
デリカテッセン&サンドイッチバー(B1F)
7:00~22:00(L.O21:00)

第3月曜 定休

Special thanks to Mr.Morten Heiberg and Ms.S.Kuwahara.

デンマークのオープンサンド
シェフのおすすめとデニッシュペストリー
□王室シェフデモンストレーションと日常のパン
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