8月22日、日本製粉東部技術センターにて無添加パン実技講習会が開催されました。
主催は全日本丸十パン商工業協同組合。「丸十」は100年の歴史を持つ暖簾。
今回は理事の一人であるリスドォル・ミツの廣瀬満雄さんの発案でこのイベント
が行われました。
仕込みは朝9時からスタート。遠くは北海道、広島、四国など全国から約90名の パン職人、パン作りに興味のある人々が参加しました。 生地の種類では実に14種類以上のパン作りの工程が公開されました。 ベーカースタッフはリスドォル・ミツの奥忠行氏、小野靖久氏をはじめとする現役 パン職人8名。 成形作業は手早くおこなう パンネポンペイは素朴なイタリア風のパン。薄く延ば してピケ。スチームを入れず、 飾り粉をして直焼き。 イーストフード、乳化剤等の添加物を使用せず、国内産小麦粉を100%使用して 作るパンたち。 この日の講習会で使われた酵母は飛騨高山の地ビール(非加熱、無濾過、 無添加の黒ビール)をベースに、ライ麦粉、全粒粉、甜菜糖を加え11日間かけて培養されたものでした。 このビール、タダラトゥビール(農業法人飛騨高山麦酒製)といって、 ジャパンビアカップで金賞を獲ったビールだそうです。 天然酵母のパンを作る時のポイントは、ミキシングは控えめ、低温長時間発酵、 高温短時間焼成。 この日使われたのは日本製粉の国産小麦。 グルテンが8%と低いけれども、 使いやすい北海と香りが良い特赤という小麦粉でした。 次のページではフォカッチャや飾りパン、バゲットがご覧いただけます。 |