パン/パンの美味しい食べ方

トーストの話 2 シュガートーストの朝ごはん

砂糖の種類で香りやテイストの変わるシュガートーストをご紹介します。おいしく焼いて素材の味を楽しんでください。

清水 美穂子

執筆者:清水 美穂子

パンガイド

おいしい食パンを買ってあると、朝起きるのがなんとなく嬉しかったりします。 我が家の朝ごはんの主役は、スライスしたパンのトースト。
朝ごはんは必ずとりますが、それほどおかずを用意しません。 トーストのほかは野菜ジュースとフルーツや乳製品をとるくらいでしょうか。 その分、パンに気をかけています。
耳がこげ茶色に良く焼けていて硬くて、中身は弾力性があるけれど柔らかくて、粉自体の良い香りがする。 そんなパンが私の求める食パンです。 粉と水と塩、それにバター。シンプルな食パンが好きです。 私のこだわりは、イーストフードなどの添加物を使用していないこと。 国産小麦や天然酵母でなくても良いのですが、目に見える表示に添加物があるなら、なるべく避けたいと思います。

朝は即エネルギーになるような少し甘いものを体が欲するので、バターのトーストにジャムやはちみつなどを添えることが多いのですが、 シュガートーストを作ることもあります。
これは厚切りでも薄切りでもおいしくできますし、イングリッシュマフィンで作ると、ことのほかおいしくできます。

砂糖には精度によって黒糖、上白糖、三温糖、 グラニュー糖など いろいろな種類があります。我が家の定番はきび砂糖です。 煮物などの料理にも使っています。
きび砂糖はサトウキビの液を黒砂糖同様、煮つめて造られるので原液の養分を たくさん含んでいます。
メープルシュガーという、メープルシロップを細粒にした砂糖も好きなのですが 入手しにくい上に高価なので、代わりになるものをと思っていたら勝るとも劣らない香りのきび砂糖を見つけたのです。

パンにバターを薄く塗って、きび砂糖をパラパラふって焼きます。
優しい甘さで、なんともいえない芳ばしいトーストが出来上がります。
同じように、黒砂糖とシナモンを振るのも、その香りや味が気に入っています。
バターと砂糖が一旦溶けて混ざり合って固まると、カリカリととても芳ばしいクラムになり、やみつきになります。
どうぞ、焦がさないようにオーブントースターの前で見張っていてくださいね。
こうした甘いトーストは、ほんの少し手を加えるだけで出来ます。
そのシンプルさにおいて、変な菓子パンを食べるよりずっとおいしいものだと思います。

トーストは強い熱で短時間に焼き上げるのがコツです。ちょっとしたことで、おいしい朝ごはんになります。
たかがトースト、でもほんの少し思い入れのある朝の楽しみ、なんていうのも良いですよね。

【関連記事】トーストのスライス、お好みは?

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※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

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