うどん/讃岐うどん

讃岐の風が吹く 讃岐うどん 丸香 神保町

香川の名店、山越で修業した店主が千代田区神田小川町にオープン。2003年8月末本格オープン予定。

執筆者:蓮見 壽




山越(やまごえ)の名前は讃岐うどん好きなら一度は聞いたことがあるだろう。実際食べに行った人も多いだろう。香川県のうどん店でも1、2を争う名店である。ゴールデンウィークや夏休みには山越渋滞も起こるというすさまじさである。

私も讃岐うどんで一番衝撃を受けたのはこの製麺所うどん店の山越である。一杯90円(現在は100円)のうどんがどれだけ人を幸せな気分にさせてくれるか・・・しみじみ美味いのである。

その山越のエッセンスを持った店が神保町の駅のそばに開店した。2003年8月にプレオープンということで今日現在はまだ本格稼働していないが・・・噂を聞きつけたうどんマニアが押しかけている。




さすがに90円では無いが、メニューは暫定的なようだが基本的には揃っている。
かけ(温・冷)つけ 350円
釜上げ月見 400円
釜たま山かけ 450円
月見山(山かけ+玉子) 500円
東京では安い。そしてセルフではなく一般店だから注文はとりに来てくれる。

美味い!!いきなりだが・・・程よい弾力と伸びがあるコシ。つゆとのバランス。山越のうどんよりより弾力系か。釜たまはまさに山越風。つけは程よい伸びを感じる。固くないが弾力はあるというコシの種類だ。うどんにちゃんと小麦粉の甘さが残る。かけはまさに讃岐のかけだし。ほんのり柔らかくなったうどんはつゆに良くなじむ。3杯目だがするするとお腹に治まる。本日6玉目とは思えない治まりの良さだ。固くなりやすいうどん粉の銘柄なのだが・・・さすがである。それでも「オープンするまでにはまだ改善する余地がある」という店主の言葉には余裕がある。




サイドメニューの天ぷら類やつまみ類も充実しそうだ。天ぷらは100円から150円。白味噌で食べるおでんや自家製醤油豆などのメニューが並ぶ。
酒は香川の銘酒悦凱陣(よろこびがいじん)が各種オープン後には飲めるはずだ。




なんだかワクワクしてくる。山越と同じではない自分流のうどんを目指すという店主の自信はなんだか大ブレイクを予感させる。まずはプレオープン中のうどんも食べておく必要が有るだろう。どんなに成長するのか・・・楽しみだ!!

【DATA】
讃岐うどん 丸香(まるか)
住所 東京都千代田区神田小川町3丁目16-1
定休日 暫定 日曜 土曜の夜
営業時間 
11:30から14時頃 玉切れまで
18:30から21時頃 玉切れまで
変動があります。

アプローチ
地下鉄神保町駅徒歩5分靖国通りのマクドナルドを左折。
上島珈琲並び。

ご注意:
データは2003年8月18日現在です。本格オープン後にメニューや営業時間,休日が変わることがあります。
電話は公表していませんので載せておりません。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

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