長崎県五島列島に幻のうどんがあることを別の記事で紹介したが、今回はTVチャンピオンにも出場して大健闘したますだ製麺五島うどん半生麺を取り寄せてみた。

うどんの製法が最初に伝わった地とされる説や3大うどんに数えられることなど話題は多いのだが五島うどんがどのように作られるのかは知らない方が多いのではないだろうか。

【製法】
手延べで作られる手法は稲庭や氷見のうどんによく似ている。切り麺でないうどんはそうめんに近い作り方といっても過言ではない。生地から切り出したものを引っ張って延ばして行く。二本の平行した棒に綾がけにして棒を引っ張って伸ばしていく。段々と細くしていく過程があるから完成までに数日かかる。五島うどんの特徴は引き伸ばす時に五島特産の椿油を生地に塗ることだろう。延ばされたうどんは乾燥させて切られて完成する。
特に手延べうどんは手が掛かるので生産量が少ない。よって幻と呼ばれるうどんとなる。現在は機械生産も盛んなので比較的入手はしやすくなったようである。

【半生麺と乾麺】
完全に乾燥させたものは乾麺として出荷されるがますだ製麺には半生麺も有る。稲庭うどんの半生麺の美味しかったことを思い出してこちらも試してみよう。


しっとりとした美しい半生麺


うどんは半生ということもあり若干乾麺よりも太いがしなやかさを持っていて茹でる前からしっとりと艶やかな表情をみせてくれる。
乾麺も表面の艶、なめらかさでできあがりの味の良さを期待させてくれる。

【アゴだし】
うどんのつゆはアゴ(トビウオ)から取るダシが特徴でコクが有る。付属の粉末うどんスープはなかなか美味しいつゆになる。魚系の生臭さはほとんどないから安心して飲める。煮干系のダシを自作するのも良いだろう。



【美味しい食べ方】
茹でて冷水で締めて食べてももちろん美味しいのだが五島独特の食べ方に地獄炊きというものがある。


土鍋で煮え立つ 地獄炊き


食卓に大鍋を沸騰させてうどんを茹でながら食べる。鍋料理のようでもあるがうどんだけを茹でるので目の前で釜揚げを作るような感じだ。温めたつけ汁に生玉子を落として溶いて置く。ここに熱々のうどんを入れて食べる。器の中で汁と玉子とうどんが一体になる。薬味は細ネギと花鰹、胡麻などが合うだろう。

冷たいうどんではそうめん風に冷して食べても夏などは食感が良いだろう。つるんとした喉越しと細さからは想像できないコシが楽しめるとおもう。


蓮見調理例 かけうどん 


【DATA】
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TEL   0959-42-0821
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