うどん/讃岐うどん

純手打ち讃岐うどん『綾』川崎市(2ページ目)

恐るべきさぬきうどん5で紹介された『あたりや』出身のご主人のお店。首都圏に本格手打ち讃岐うどん進出です。

執筆者:蓮見 壽


できたて「醤油うどん」のピカピカ

【こだわり】
●水
あたりやではうどん用天然水を山内まで汲みに行っている。うどんや出汁の命は水ということで『綾』も水は丹沢山系の水を使っている大井松田の酒造メーカーまで汲みにいくそうだ。水はうどんの仕込み、出汁、店内の飲料水に使われる。
うどんを洗い締める水は水道水を高性能の浄水器を通して使っている。

●粉
うどん用中力粉は香川から取り寄せる専用粉。朝捏ねて店内で手打ちでうどんにする。うどんが切れると生地を延ばしてうどんにする。運がいいと打ち立て茹で立てが食べられる。美味しく食べてもらうためうどんの作り置きしないということで早めの売り切れ閉店も有るらしい。

●汁
讃岐通が関東でこだわるのが「いりこ」のある無し。いわゆる煮干のことだが独特の香は好き嫌いが分かれる。綾のいりこは本場伊吹島産。下処理で頭とはらわたは除かれるらしい。こうすることで旨味だけでてえぐみが出ない上品な出汁が出る。
すっきりしたごくごく飲める出汁となる。

●天ぷら
自家製、店の奥で揚げる。店内で揚げると天ぷらの匂いが立ち込めるのであえて奥で揚げてショウケースに入れてある。一個100円。自分で取ってくるセルフだ。
「天ぷらの種類が書いてあると親切か?」と言うのは
ラーメンガイドの大崎氏。(氏は全メニュー食べてきたらしい。流石)


「ゆだめうどん」のど越しがやさしい


●メニュー
あたりやと同じメニュー構成。自信の表われが感じられる。
小一杯が300円は立ち食いうどんよりも安いかもしれない。クオリティ申し分無し。
テーブルに揚げ玉、胡麻が備えられて、生姜とおろし金が運ばれてくる。
薬味はお好みで・・・
大抵の男性は大と天ぷらとか全メニューを小で制覇とかしていくらしい。(半分嘘)
全メニュー制覇はともかく美味いからお替りは必至でしょう。
私も4杯食べても・・・もう1杯食べられそうでした。この後の予定がなければ・・・ってまだ食べタンカィ!!


ひやひや 冷たいうどんに冷たい汁
ひやあつ 冷たいうどんに熱い汁
あつあつ 熱いうどんに熱い汁
ゆだめ  一度水で締めたうどんを温めてお湯を張る。釜揚げよりうどんがつるりとしている。汁は付け汁でこちらも温かい。
しょうゆ 冷たいうどんにだし醤油をかけて食べる。柚子果汁を振る。
縄連(じょうれん)(夏季限定) 冷たいうどんを冷たいつけ汁でたべる。いわゆるざるうとん。(常連さんでなくても食べられます。)

各小300円 大450円
じょうれんうどん(大小なし)500円


『綾』ご主人と奥さん、美男美女系


【DATA】
純手打ち讃岐うどん『綾』
神奈川県川崎市宮前区犬蔵1-9-21
電話 044-976-5433
営業時間午前10:30-16:00頃 麺切れ閉店有り15:00以降確認をお薦め。
定休日 毎週火曜日 (2002年4月より)
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

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