高級だし手打うどん 長徳

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長徳

長徳は、かつて渋谷にあり、かけうどん1杯1200円という話題であの『恐るべきさぬきうどん』(讃岐うどんのガイドブック)でも取り上げられた店。

残念ながら営業中には訪問できなかったが2010年9月11日に銀座で居を移して復活した。

正確に言うと長年長徳で料理長をされていた上村正雄氏は長徳閉店後高島平で『上さ屋』なるうどん店を9年ほど営業されていた。

このたび銀座三越増築でリニューアルされたレストラン街に再び『長徳』の名前で復活されたというわけである。

上さ屋の時代もダシは長徳と同じ様に取られていたと聞いていたのでその味は渋谷の長徳の味をそのまま引き継いでいると思われる。

かけうどん850円とざるうどん850円

自慢のだしを堪能するためシンプルなメニューを選んだ。ざるうどん850円とかけうどん850円を注文する。
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長徳 かけうどん

ざるうどんを先に頼むと調理場から人が出てきて「かけうどんはだしが繊細なのでできれば先にかけうどんを食べたほうが良いです」とのアドバイスが来る。ここは従ってかけうどんからいただく。

かけうどんにはキヌサヤ2枚が入るのみ。テーブルの器からコネギを入れる。薬味は他にゴマと七味。ショウガは無い。

つゆはかなり濃厚で旨みが強く出ている。確かにお金のかかっている味だ。うどんはASW系のきもち固めの仕上がり。伸びのある弾力系というよりもプリプリとした感じだ。小鉢で野菜の煮付けがうどんについてくる。ニンジン、ゴボウ、ナス、青菜、ワカメなどが入る。一食の栄養バランスが考えられているという。味付けは薄味だが野菜の旨みが良く出ていて滋味にとんだものだ。

850円という価格は野菜の煮物付きと考えれば納得できる価格だと思う。
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長徳ざるうどん850円

続いて、ざるうどん。つゆはやや濃い口ベースより薄いので合わせられているのだろう。すっきりとしたつけつゆに仕上がっている。

うどんの方は締めてあることもありやや固めな印象。エッジの立つ麺線というイメージではなく適度なボリューム感をもつ緩い姿だがこれはこれでうどんらしい姿である。

鍋焼きうどん

次の訪問時に鍋焼きうどんを頼んでみた。1680円。色々ランクがあるのだがまあ基本から。
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長徳 鍋焼きうどん1680円

海老天がメインで玉子、ナガネギ、野菜類が入り、鉄鍋で供せられる。ナガネギを除くと野菜の煮物のラインナップによく似た具材だ。

うどんは煮込まれてすこし柔らかいが鍋焼きで固いというのはほとんどないからこれはこういうものということで納得。

玉子をいつ崩すとかいろいろ考えをめぐらせて食べるのも楽しいのが鍋焼きうどんだ。 

天ぷら

天ぷらは季節のかき揚げ付きざるうどん2100円を頼んだ。三つ葉、小柱、舞茸のかき揚げだ。野菜の小鉢付きのざる仕様で2100円で、その差額1250円がかき揚げの価格となる。頼むのに、ちょっと勇気が要るかと思う(笑)。もちろん美味しいとは思うが……すみた、釜竹、谷やなどを思うと少し天ぷらは考えますか。

おにやんまを思うと月曜から金曜まで通えそうだ。そういうことは考えないで跳ばないと銀座では食べられない。

総評

丁寧にだしを取り、野菜も丁寧に下ごしらえがしてあり、彩りもよく盛り付けも美しい。器も趣味の良いもので好感が持てる。厨房のスタッフも気持ちよくホールの接客も丁寧である。

昼時は行列もできるのでゆっくりしたいのなら少し時間をずらすと良いだろう。
銀座という場所を考えれば比較的気楽に入れる部類のうどん屋だろう。
メニューによって季節限定やこれから始めるものもありそうなので今後も楽しみだ。
地下に駐車場があり2000円以上の買物か食事で1時間駐車無料のサービスがある。駐車場は24時間上限2500円なので銀ぶらするための長時間駐車には便利だと思う。
高級だし 手打うどん 長徳 三越銀座店
住所 東京都中央区銀座4-6-16 銀座三越 11F
TEL 03-3561-7106
営業時間 11:00~23:00(L.O 22時)
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