バレンタインデイ
マロニエゲートの8階にあるミラヴィル・インパクトはデザートレストランとして開店して早くも今年で2年目。デザートをコースで出すスタイルに初めて取り組んだミラヴィルの都志見セイジ氏は最初はきっと戸惑ったことだろう。斬新なモダンアートはシェフ都志見セイジ作 |
デザートでどこまで満足感を出すか。合わせるお茶やリキュールに満足するだろうか。価格とのバランスはどうなのだろうか。そんな思いがあったとしても不思議ではない。ゲストの多くは開店当初のスタイルに戸惑い、デザートそのものの味わいにたどり着くことはなかなか難しかったのではないかと思うのだ。
しかし、時間はミラヴィル・インパクトに合わせているかのように流れていく。
久しぶりに味わうデザートは明らかに進化していた。そこには驚きと納得、そして次は何かという期待感があった。
話は変わって今年もバレンタインデイがやってくる。今年は土曜日なので会社関係はお休みのところが多い。するとギリチョコなるものを配るというストレスから開放されてほっとするという声もちらほらどころか、かなり多いような気がするのだ。
デザートに息を吹き込む神河シェフ |
いつの間にか東京は世界中から有名ショコラハウスがやってきて、銀座やデパートの食品売り場は、さながら世界のデザートデリの集合体になっている。余りにも多くのブランドが集まっているせいか、選ぶのに随分と迷ってしまう。どれもきっと美味しいに違いないとは思うが、こうして迷うのも買い物の楽しみの一つなのかも知れない。しかし、どれも想像以上のお値段ではある。ひねてる私なんぞ、箱や袋代も高いんだろうなあ、などと考えてしまうが、友人は「お洒落な箱も袋も大切なの!」ととりつくしまもない。